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アイルハヴアナザーがアメリカへ帰国

  • 2018年12月03日
  • アメリカへ帰国したアイルハヴアナザー
    アメリカへ帰国したアイルハヴアナザー
  • ビッグレッドファームでは5年間種牡馬として供用
    ビッグレッドファームでは5年間種牡馬として供用
  • 種牡馬厩舎の馬房のプレート
    種牡馬厩舎の馬房のプレート

 11月17日、新冠町明和にあるビッグレッドファームに繋養されていたアイルハヴアナザーが、日本からアメリカに帰国した。

 アイルハヴアナザーは父フラワーアレー、母アーチズギャルエディス、母の父アーチというアメリカ産馬。牡9歳の栗毛で、現役時代はアメリカで競走生活を送り7戦5勝2着1回。3歳シーズンはケンタッキーダービー(G1)とプリークネスS(G1)を制してクラシック二冠を達成したほか、サンタアニタダービー(G1)、ロバートBルイスS(G2)と無敗を貫き、2012年エクリプス賞最優秀3歳牡馬に選出された。

 2012年にビッグレッドファームが10,000,000米ドルで購入し、有志によるシンジケートを結成。2013年から種牡馬として供用していた。日本では2018年まで5年間供用。産駒デビューの2016年はファーストクロップサイアーランキングで2位になった。これまでに3世代がデビューしており、代表産駒には2017年の函館2歳S(G3)2着のウインジェルベーラ、2016年のアルテミスS(G3)3着のシグルーン、本年のラブミーチャン記念を制覇したボルドープラージュなどがいる。

 来年からはアメリカのカリフォルニア州にあるバレナビスタファームで種牡馬生活を継続する。2019年の種付料は6,000米ドルに設定されている。