馬産地ニュース

JBBAが第3回担い手研修

  • 2018年10月22日
  • 約50人が出席した第3回担い手研修
    約50人が出席した第3回担い手研修
  • 経営評価について講義する齋藤美晴参与
    経営評価について講義する齋藤美晴参与
  • 軽種馬経営の方向性について講演した小糸健太郎教授と杉村泰彦准教授
    軽種馬経営の方向性について講演した小糸健太郎教授と杉村泰彦准教授

 10月19日夜、公益社団法人日本軽種馬協会(本部・東京都港区、河野洋平会長理事)は、新ひだか町静内本町にある日高生産連ビル3階会議室において、平成30年度軽種馬経営高度化指導研修事業の「第3回担い手研修~軽種馬生産の担い手を対象とした経営支援に係る研修~」を開催した。

 この研修は軽種馬生産育成牧場の円滑な経営に必要な知識の習得と、参加者間の意見交換にて経営者としての意識を醸成するとともに、地域での支援体制の強化を目指すもの。経営継承者および後継者、支援する自治体農協等の職員を対象にしており、この日は夜遅くにもかかわらず約50人が出席した。

 6月の第1回、9月の第2回に続く今回は、講師に公益社団法人中央畜産会経営支援部の齋藤美晴参与、酪農学園大学農食環境学群の小糸健太郎教授、琉球大学農学部の杉村泰彦准教授を、アドバイザーとして北海道酪農畜産協会経営支援部経営支援課の原田要主査を迎え、軽種馬経営の財務管理と軽種馬経営の方向性が主なテーマとなった。

 齋藤参与は「軽種馬経営の財務管理パート3・経営を評価してみよう」を演題に、経営評価の基本、経営の良しあしを探る方法、評価の仕方、比較の方法、青色申告決算書から見えることなどを説明。杉村准教授は「軽種馬経営の方向性を考えてみよう(その1)~自らの経営を広い視野からとらえる~」を演題に、俯瞰的な視点から軽種馬経営の方向性をアドバイス、小糸教授は「軽種馬経営の方向性を考えてみよう(その2)~効率性・リスク・数値をどのようにとらえるのか?~」を演題に、鋭い観察力、分析力、実行力をもって経営管理する重要性を力説した。

 第4回担い手研修は11月16日に開催される。