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ヤマカツエースがアロースタッドにスタッドイン

  • 2018年10月18日
  • スタッドインしたヤマカツエース
    スタッドインしたヤマカツエース
  • 元気な姿でアロースタッドに到着
    元気な姿でアロースタッドに到着
  • 金鯱賞(G2)連覇など重賞5勝をあげた
    金鯱賞(G2)連覇など重賞5勝をあげた

 10月17日午前8時30分頃、新ひだか町静内田原にある有名種馬場として知られるアロースタッドに、来年から新たに種牡馬として繋養されるヤマカツエースが、関係者に見守られる中、元気な姿でスタッドインした。

 ヤマカツエースは父がキングカメハメハ、母がヤマカツマリリン、母の父がグラスワンダーという血統。牡6歳の栗毛で新ひだか町静内目名にある名門牧場のひとつ、岡田牧場の生産となる。

 ヤマカツエースの競走成績は30戦7勝。山田和夫氏の所有馬、栗東の池添兼雄厩舎の管理馬として2014年6月のメイクデビュー函館でデビュー。2戦目で初勝利を飾った。デビューから順調に使われ、3歳になり2015年のニュージーランドトロフィー(G2)で重賞初制覇。秋には福島記念(G3)で2つ目の重賞タイトルを獲得した。古馬になり年明け早々の中山金杯(G3)にも勝利し重賞を連勝。2016年、2017年と2年連続で金鯱賞(G2)連覇も成し遂げた。

 スタッドインに駆けつけたアロースタッドの代表取締役社長でヤマカツエースの生産者でもある岡田隆寛氏は「生れてから育成まで、特に問題なく育ってきたので特別印象に残ることはなかったのですが、デビューしてから一度牧場に戻ってきたときには、馬が見違えるように成長したと感じました。2歳から6歳まで重賞戦線で長く活躍してくれました。G1には手が届きませんでしたが、産駒でその夢をかなえられたらと思います。キングカメハメハの後継ですし、サンデーサイレンスの血が入っていない種牡馬は人気がありますので、ヤマカツエースにもたくさんの繁殖牝馬が集まるようよろしくお願いいたします」と期待した。

 種付料は受胎条件50万円(フリーリターン特約付き)に決定している。