9月25日、平成30年北海道胆振東部地震の影響により開催を取り止めていたホッカイドウ競馬が、日高町富川にある門別競馬場において再開した。

 門別競馬場は今回の地震で人馬の被害はなかったものの、施設の一部が破損し競馬場周辺は停電と断水。その後、停電は解消したが、断水が続いたため、9月6日、11日、12日、13日、18日、19日、20日と合計7日間の競馬開催を中止していた。

 約3週間ぶりの開催となる25日は電力状況を考慮して、2008年以来の昼間開催となったが、午前10時の開門には再開を待ち望んでいた熱心なファンが競馬場に訪れた。開門時にはホッカイドウ競馬所属騎手が｢頑張ろう!胆振･日高 がんばろう!北海道｣と書かれた横断幕を掲げて来場者を歓迎。胆振東部地震の募金活動も行なわれた。

 ホッカイドウ競馬関係者は｢久しぶりの昼間の開催で心配しましたが、予想以上の方に来ていただきました。レースは多頭数で波乱も多く、楽しんでいただけたのではないかと思います｣と話した。

 昼間の開催は27日まで。26日には9月20日に予定していたフローラルカップが、27日には9月12日に予定していた旭岳賞が行われる。10月2日からは通常通り、ナイター開催となる。また、当初は11月8日までだった本年度の開催を11月15日までに変更。11月13日、14日、15日と3日間の開催を追加する。それに伴い、道営記念は11月8日から11月15日になるなど、重賞競走も日程を変更して行われる。