馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会がサマープレミアム・サマーセール購買馬を宮崎育成牧場へ輸送

  • 2018年09月03日
  • マイクロチップ検査を受けた
    マイクロチップ検査を受けた
  • 牡牝に分かれて馬運車に乗り込んだ
    牡牝に分かれて馬運車に乗り込んだ
  • 3台の馬運車で宮崎へ向かった
    3台の馬運車で宮崎へ向かった

 8月29日、JRA日本中央競馬会は北海道サマーセールで購買した1歳馬10頭を、宮崎県宮崎市にある宮崎育成牧場へ輸送した。

 新ひだか町静内神森にある北海道市場において、8月20日に開催された北海道サマープレミアムセールと21日から24日までに開催された北海道サマーセールでJRAは、総額366,444,000円(税込)を費やし54頭(牡25頭、牝29頭)を購買。宮崎育成牧場には54頭のうちの10頭(牡牝各5頭)が輸送されることになった。

 10頭は北海道市場の馬積み下ろし場に集合。輸送用の頭絡とバンテージを取りつけると、JRA職員によるマイクロチップ検査と採血が行われ、牡牝に分かれて馬運車に乗り込んだ。

 この日は、10頭のほか、日高育成牧場に繋養していたJRAホームブレッド2頭とセレクトセール、北海道セレクションセールの購買馬3頭も宮崎育成牧場への輸送。3台の馬運車で出発し、8月31日の午前8時過ぎに無事宮崎育成牧場に到着したという。

 今年、宮崎育成牧場に入厩したJRA育成馬は、九州市場、八戸市場での購買馬を含め22頭。来年のブリーズアップセールに向けて育成される。

 輸送に立ち会った宮崎育成牧場業務課の竹部直矢診療防疫係長は「22頭は9月から馴致をはじめて、9月中には乗り運動をスタートさせる予定です。しっかり負荷をかけて来年4月のブリーズアップセールにあわせていきたいです。今年デビューした育成馬も順調にデビューして勝ち上がっています。この世代も良い成績が残せるよう取り組んでいきます」と話した。