馬産地ニュース

札幌開催が終了

  • 2018年09月03日
  • スタンド前の芝生席は敷物で埋め尽くされた
    スタンド前の芝生席は敷物で埋め尽くされた
  • 馬場開放には芝コースを埋め尽くす程のファンが訪れた
    馬場開放には芝コースを埋め尽くす程のファンが訪れた
  • 整備車両に乗り込む子供たち
    整備車両に乗り込む子供たち
  • ダートコースの砂を渡された小瓶に詰めて帰るファンの姿もあった
    ダートコースの砂を渡された小瓶に詰めて帰るファンの姿もあった
  • ダートコースにはハローがけ車も展示された
    ダートコースにはハローがけ車も展示された
  • パドックも開放された
    パドックも開放された
  • 札幌開催のリーディングジョッキーは、31勝をあげたJ.モレイラ騎手
    札幌開催のリーディングジョッキーは、31勝をあげたJ.モレイラ騎手

 6月16日の函館競馬場で開幕を迎えた、今年のJRA北海道シリーズが9月2日に終了。開催最終日となったこの日の札幌競馬場は、フリーパスの日ということもあり2万9,888名もの競馬ファンが開門前から競馬場に足を運んだ。

 今年のJRA北海道シリーズでは最後のレースとして行われた、第12レースの釧路湿原特別では、レース前に開催終了を名残惜しむかのように手拍子がわき上がり、ゴール前では重賞と変わらないような大歓声も起こっていた。

 開催終了後には毎年恒例となっている馬場開放も行われ、最終レース終了後も競馬場に残ったファンたちは、芝コースの上を歩いたり、ダートコースではスタッフから配られた小瓶に砂を入れて持ち帰る姿も見られた。

 今年の札幌開催のリーディングジョッキーとなったのは、31勝をあげたJ.モレイラ騎手。この活躍が評価される形で、「北海道競馬記者クラブ賞」を送られることにもなった。北海道開催のリーディングジョッキーは、18勝をあげて函館開催のリーディングとなった、C.ルメール騎手がトータルで44勝をあげてトップとなっている。札幌開催のリーディングトレーナーは7勝をあげた堀宣行調教師。また、堀調教師は北海道開催のリーディングトレーナー(10勝)にも輝いている。

 札幌開催全12日間の総入場者数は悪天候などの影響もあり、20万1,503名と前年(20万5,270人)を僅かながら割り込む形となったが、それでも今年からリニューアルオープンされた、馬場内エリアの「ターフパーク」には多くの家族連れが訪れるなど、新規競馬ファンの取り込みに大きく貢献していた。JRA北海道シリーズ全体での総入場者数は28万8,265名(うち函館開催が8万6,762名)と前年(29万5,738人)を下回ったものの、総売上は1,513億1,585万2,200円(函館開催が709億3,753万8,300円、札幌開催が803億7,831万3,900円)となり、前年(1,442億9,519万8,200円)から104.8%のアップとなった。