馬産地ニュース

門別競馬場でポニーレース

  • 2018年08月15日
  • 門別競馬場で行われたゴドルフィンキッズ ポニーレース門別
    門別競馬場で行われたゴドルフィンキッズ ポニーレース門別
  • 本馬場に向かう6人の騎手
    本馬場に向かう6人の騎手
  • 先頭でゴールを駆け抜けた五十嵐ひなさん
    先頭でゴールを駆け抜けた五十嵐ひなさん
  • 参加者との記念撮影
    参加者との記念撮影

 8月14日、日高町富川にある門別競馬場において、ダーレー・ジャパン株式会社協賛「ゴドルフィンキッズ ポニーレース門別」が行われた。

 このポニーレースはホッカイドウ競馬が馬産地の活性化や地域振興の一環として実施。ダーレー・ジャパン株式会社が協賛してからは3回目の開催になる。

 レースには日高町在住の小中学生など6人のちびっこジョッキーが参加。6人は普段から乗馬や馬術の練習に励んでおり、中には7月29日に浦河町で開かれた浦河競馬祭にも出場し1勝をあげた腕達者もいた。

 ポニーレースはこの日の第一競走発走前に行われ、6人の参加者とポニーがパドックに登場すると、ポニーや騎手の紹介が行われた。6人の騎手は自分たちとゆかりのある勝負服を身に付けてポニーに騎乗してパドックを周回。競馬場に訪れた観客からは「頑張って」「落馬しないで無事に走ってきて」といった温かい声援が送られた。

 通常のレースと同じように本馬場入場した人馬は、落ち着いた様子でスタート地点まで移動。石田くるみさんがスターターを務め、旗を振るとファンファーレが鳴り響いた。レースは本馬場の直線ダート300m。スタートの合図と同時に6頭はゴールを目指した。

 好スタートから最後までしっかり伸びて先頭でゴールを駆け抜けたのは、メイ号とコンビを組んだ小学5年生の五十嵐ひなさん。ホッカイドウ競馬を代表する五十嵐冬樹騎手の息女となる五十嵐さんは、父親譲りの人馬一体となった手綱さばきを披露し、このレース3回目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。

 五十嵐さんは「このレースを目標に練習をしてきました。勝ててうれしいです」と喜びを語った。