馬産地ニュース

BOKUJOBが夏休み牧場で働こう体験会

  • 2018年08月07日
  • JBBA生産育成技術者研修を見学する体験会参加者
    JBBA生産育成技術者研修を見学する体験会参加者
  • 最後は社台スタリオンステーションで種牡馬を見学
    最後は社台スタリオンステーションで種牡馬を見学
  • ディープインパクトとの記念撮影
    ディープインパクトとの記念撮影

 7月29日から8月3日までの5泊6日の日程で、夏休み牧場で働こう体験会が実施された。

 この体験会は、公益社団法人競走馬育成協会、公益社団法人JBBA日本軽種馬協会、一般社団法人日本競走馬協会、公益財団法人BTC軽種馬育成調教センター、JRA日本中央競馬会の5団体で構成する牧場就業促進事務局が企画・運営。ホースマンを目指す高校生や大学生らを対象に、実際の競走馬生産と育成の現場を体験してもらおうと2011年から行っている。今年は高校生や大学生らを中心に男子10人、女子6人の合計16人が参加した。

 参加者は6班に分かれて、様似町、浦河町、新ひだか町にある6つの牧場に2泊3日で滞在。厩舎作業や草地管理、馬の手入れなどを体験した。ほかにもうらかわ優駿ビレッジAERUでの乗馬体験、BTC育成調教技術者養成研修の担当者や牧場就労OBとの懇談会、BTC育成調教技術者養成研修の体験入学会、JBBA生産育成技術者研修担当者や研修生との交流、JBBA生産育成技術者研修の見学などを通じて、牧場で働くことへの知識や理解を深めた。

 体験会の最後の訪問先は安平町にある社台スタリオンステーション。ここでは日本の競馬界をリードする超一流種牡馬、イスラボニータ、キタサンブラック、ドレフォン、エピファネイア、オルフェーヴル、キズナ、ジャスタウェイ、ダイワメジャー、ディープインパクト、ドゥラメンテ、ハーツクライ、ハービンジャー、ルーラーシップ、ロードカナロアが展示された。最後は6日間頑張った労をねぎらい、ディープインパクトとの記念撮影も社台スタリオン側の好意で実現した。

 案内役を務めた事務局の徳武英介氏は「駆け足でご覧いただきましたが、種牡馬も一頭一頭、体型や大きさ、形、歩様など違いがあることがおわかりいただけたと思います。装蹄師を目指す方がいるようでしたら、蹄の形や肢勢など覚えておいてください。皆さんの中から一人でも多く、この世界で働いてくれることを願っています」とエールを送った。