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装蹄教育センター平成30年度第24期生が北海道研修

  • 2018年07月30日
  • 種付所を見学する平成30年度装蹄師認定講習会第24期生
    種付所を見学する平成30年度装蹄師認定講習会第24期生
  • 田中弘祐調査役による講義
    田中弘祐調査役による講義
  • ディープインパクトを囲んでの記念撮影
    ディープインパクトを囲んでの記念撮影

 7月22日から28日までの6泊7日の日程で、栃木県宇都宮市にある公益社団法人日本装削蹄協会(佐藤浩二会長)装蹄教育センターは、平成30年度装蹄師認定講習会第24期生の北海道研修を実施した。

 日本装削蹄協会の装蹄教育センターは、競走馬や乗用馬などの軽種馬の脚もとを専門的にケアする装蹄師を養成する国内唯一の教育機関。装蹄師を志す者は装蹄師認定講習会で装蹄に関する知識や技術を学び、認定試験に合格すると認定資格審査会による2級認定装蹄師の資格認定を受けて、はじめて2級認定装蹄師資格を取得することができる。

 今年4月に開講した講習会の第24期生は、北海道、青森、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀、大阪、広島、大分など全国から集まった18歳から29歳の16人(男性14人、女性2人)。16人はJRA日本中央競馬会の職員、中央競馬、地方競馬、競走馬関係、乗馬関係、生産地での就業を希望しているという。

 7月22日に東京から帯広市に入った16人は、帯広競馬場でばんえい競馬の装蹄や競馬場施設などを見学。翌23日は浦河町へ移動してJRA日高育成牧場で装蹄実習や症例見学、装蹄師に必要な馬の栄養学について講義を受けた。その後は新ひだか町でNOSAIみなみ家畜高度医療センター、日本軽種馬協会静内種馬場で、肢軸矯正の外科処置、生産地での肢蹄管理と肢軸矯正についての講義を受講。胆振や日高で供用される種牡馬も見学し、素晴らしい競走成績や種牡馬成績を残す種牡馬の肢勢や蹄の形状、歩様などを目に焼き付けた。また、期間中は胆振や日高の軽種馬生産育成の最前線で活躍する装蹄師による指導を受けながら、実馬を使っての装削蹄に汗を流した。

 日本装削蹄協会装蹄教育センターでは、来年4月に開講する2019年度装蹄師認定講習会第25期生の受講生を募集。受講願書の請求、問い合わせは日本装削蹄協会装蹄教育センター(〒320-0851 栃木県宇都宮市鶴田町1829-2 tel:028-648-0007 http://sosakutei.jrao.ne.jp/)まで。