馬産地ニュース

JRAの1歳市場購買馬が浦河と宮崎へ移動

  • 2018年07月30日
  • JRAが購買したタイムフライヤー(ホープフルS(G1))の半妹
    JRAが購買したタイムフライヤー(ホープフルS(G1))の半妹
  • セレクションセールで購買したジャスタウェイ産駒の牝馬
    セレクションセールで購買したジャスタウェイ産駒の牝馬
  • JRA育成馬が管理される日高育成牧場の育成馬厩舎
    JRA育成馬が管理される日高育成牧場の育成馬厩舎

 7月19日、JRA日本中央競馬会は、青森県軽種馬生産農業協同組合が主催した「八戸“熱”市場」、日本競走馬協会が主催したセレクトセール、日高・胆振・十勝軽種馬農業協同組合が主催したセレクションセールの3つの市場で購買した1歳馬を、浦河町の日高育成牧場と宮崎県の宮崎育成牧場に移動させた。

 JRAは八戸“熱”市場で4頭を総額14,148,000円(税込、以下同)、セレクトセールで3頭を総額31,320,000円、セレクションセールで11頭を総額127,440,000円と合計18頭を172,908,000円で購買。JRA育成馬として育成し、来年のブリーズアップセール上場を目指すことになった。また、育成の過程では強い馬づくりのための生産育成研究や生産育成技術の開発を行い、その成果の普及、啓発に努め、生産育成分野のレベルアップにも取り組む。

 日高育成牧場への移動は19日の午前中に行われ、各飼養先から育成厩舎へ12頭が入厩。宮崎育成牧場へは、日高軽種馬農業協同組合静内支所と八戸家畜市場から6頭を積み込み、新潟競馬場で一泊して九州へ向かった。

 JRAでは8月のサマープレミアムセールとサマーセール、10月のオータムセールでも1歳馬の購買を予定している。

 今年のブリーズアップセール取引馬はすでにJRAで40頭がデビュー。イチゴミルフィーユが福島で新馬勝ちを収めている。