馬産地ニュース

JRA北海道シリーズの函館開催が終了

  • 2018年07月24日
  • この世代、JRAでは最初の重賞ウイナーとなったアスターペガサス
    この世代、JRAでは最初の重賞ウイナーとなったアスターペガサス
  • 小崎綾也騎手は、この函館2歳S(G3)が初めての重賞勝利
    小崎綾也騎手は、この函館2歳S(G3)が初めての重賞勝利
  • 函館開催のリーディングジョッキーは、18勝をあげたC.ルメール騎手
    函館開催のリーディングジョッキーは、18勝をあげたC.ルメール騎手
  • 馬場開放には多くのファンが詰めかけた
    馬場開放には多くのファンが詰めかけた

 6月16日に開幕した本年度のJRA北海道シリーズの函館開催が、7月22日に終了を迎えた。12日間の開催における総売り上げは、前年(685億8,280万9,000円)から103.4%のアップとなる、709億3,753万8,300円となった。

 来場者数は8万6,762人と前年(9万468人)から数字を落としたものの、6月17日の入場人員は、函館競馬場に新スタンドがオープンして以来の最多となる、1万5,432人を記録している。

 開催最終日となる22日には、今年、デビューを果たした2歳馬にとっては、JRA最初の重賞レースでもある函館2歳S(G3)が行われ、小崎綾也騎手が騎乗した2番人気のアスターペガサスが優勝。小崎綾也騎手はデビュー5年目、11度目の挑戦で初重賞勝利を掴んだ。

 函館開催におけるリーディングジョッキーは18勝をあげたC.ルメール騎手が輝き、1着(4勝)が同数で並んだリーディングトレーナー争いは、2着の数の差で安田隆行調教師が制した。

 リーディングジョッキー争いを制したC.ルメール騎手は、インタビューで今の心境を尋ねられると、「函館でのリーディングは初めてなので、なまら嬉しいです」と北海道弁を交えながらコメント。また来年の夏も函館で騎乗したいと話すと、ウイナーズサークルに詰めかけたファンから拍手や歓声が沸き起こっていた。

 JRA北海道シリーズの札幌開催は7月28日からスタート。開幕週28日には、北海道150年を記念した開幕セレモニーや、道産酒の振る舞いも行われ、クイーンS(G3)が行われる29日は、女性フリーパスの日となっている。