馬産地ニュース

FRBCが生産地を視察

  • 2018年07月18日
  • ディープインパクトと記念撮影するFRBC一行
    ディープインパクトと記念撮影するFRBC一行
  • 社台スタリオンステーションのスタッフとも親睦を深めた
    社台スタリオンステーションのスタッフとも親睦を深めた
  • 売り出し中のロードカナロアにも注目が集まった
    売り出し中のロードカナロアにも注目が集まった

 7月8日から14日の7日間、フランスのFrench Racing and Breeding Committee(FRBC、Chairman:Louis ROMANET)は、北海道を訪れ生産地を視察した。

 FRBCは2000年に設立された競走馬の生産者や馬主などで構成する組織。フランスの競馬の情報やオークションの案内などを世界中に発信している。

 8日の日曜日に来日した一行は、7月9日と10日に苫小牧市にあるノーザンホースパークで開催されたセレクトセールを見学。何頭かせりに参加したが残念ながら購買には至らなかったという。

 翌11日からは日本の生産地を精力的に視察。新ひだか町静内にあるJBBA日本軽種馬協会静内種馬場では、フランス生まれで2004年の凱旋門賞(G1)に優勝したバゴ、2010年にフランスのジャクルマロワ賞(G1)に優勝し、2015年、2016年にはフランスで種牡馬生活を送ったマクフィと久々の再会を果たしたほか、JBBAが誇る自慢の種牡馬に目を凝らした。

 また、一行は日本最大手の生産者である社台グループの牧場も訪問。社台スタリオンステーションでは、2013年にフランスのサンクルー大賞典(G1)に優勝したノヴェリスト、2006年のフランスチャンピオンサイアー・ダンシリを父に持つハービンジャー、2012年、2013年と2年連続でフランスのフォワ賞(G2)制覇、凱旋門賞(G1)2着のオルフェーヴル、今年のフランスダービー(G1)を制覇したスタディオブマンの父ディープインパクトなどと対面。グループの牧場ではフランスと所縁のある繁殖牝馬などを見て回った。