サトノアラジンがシャトル先のニュージーランドのリッチヒルスタッドへ
今春から安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活をスタートさせたサトノアラジンが7月13日、同スタリオンステーションを退厩。2018/19年シーズンにシャトル供用されるニュージーランドのリッチヒルスタッドへ向かうため、白老町にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設へ向けて移動した。
今後は出国に必要な検疫を受けて、無事が確認されれば7月27日、新千歳空港から出発する。種付料は12,500ニュージーランドドル(約100万円)
サトノアラジンは父ディープインパクト、母マジックストーム(母の父ストームキャット)。ノーザンファーム(安平町)の生産馬でセレクトセール当歳市場の取引馬。1歳違いの全姉に2014年のエリザベス女王杯(G1)を制したラキシスがいる。
2歳夏にデビューして、6歳暮れの香港マイル(G1)で引退するまで通算成績は29戦8勝2着5回3着3回(海外3戦含む)。
2歳時にラジオNIKKEI杯2歳S(G3)3着、3歳時にも共同通信杯(G3)3着と早くから頭角をあらわしたものの重賞初勝利は5歳春の京王杯スプリングC(G2)。翌年春には安田記念(G1)を制してG1ウイナーの仲間入りを果たしている。
社台スタリオンステーションでは「サクソンウォリアーやスタディオブマンで世界的にも注目を集めているディープインパクト直仔は南半球でもリアルインパクトやトーセンスターダムで知られる存在です。ディープインパクト直仔のニュージーランド供用は初めてになりますが、マイルG1タイトルを持っているサトノアラジンは相当な期待されているようです」と期待に胸を膨らませている。
同馬は2019年の年明けに帰国予定。19年シーズンは再び日本で供用される。
⇒http://www.richhillstud.co.nz/