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ノーザンホースパークでセレクトセール1歳セッション

  • 2018年07月10日
  • ノーザンホースパークで行われたセレクトセール
    ノーザンホースパークで行われたセレクトセール
  • 金メダルが贈呈された馬主関係者
    金メダルが贈呈された馬主関係者
  • 最高価格はキングスローズの2017
    最高価格はキングスローズの2017
  • 牝馬の最高価格はワイルドラズベリーの2017
    牝馬の最高価格はワイルドラズベリーの2017

 7月9日、一般社団法人日本競走馬協会(吉田照哉会長代行)が主催するセレクトセール1歳セッションが苫小牧市美沢にあるノーザンホースパーク特設会場において開催された。

 この日は233頭(牡136頭、牝97頭)が上場され211頭(牡124頭、牝87頭)が取引され、落札価格の総額は104億4,846万円(税込、以下同)、売却率は90.6%、平均価格は4,951万8,768円となり、昨年のレコードをすべて更新する大盛況のセールになった。

 セール開催にあたり主催者を代表して吉田照哉会長代行は「おかげさまでこのせりの出身馬は最初から今に至るまで、非常に活躍をしていますけど、今年も新しい種牡馬の陣容も増えてまた活躍馬が出ると確信していますのでよろしくお願い申し上げます」とあいさつ。開催前には恒例の金メダル授与式が行われ、昨年の7月から今年の7月にかけてG1初制覇を成し遂げた7人の馬主関係者に吉田照哉会長代行から金メダルが贈られた。

 最高価格は今年のエプソムC(G3)優勝馬サトノアーサーの全弟になる上場番号21番のキングスローズの2017で2億7,000万円。複数のバイヤーによる競り合いの結果(株)ダノックスが落札した。

 牝馬の最高価格は上場番号94番のワイルドラズベリーの2017が1億4,580万円で、野田みづき氏が落札した。

 税抜きで1億円を超えたのは昨年より8頭多い23頭。そのうち2億円以上は4頭だった。

 吉田勝己理事は「お客さんの下見が多かったですし、意気込みも感じていたので売れるとは思いましたが、去年があまりにもすごかったので、そこまでいくとは思っていませんでした。最初から勢いがすごかったです。種牡馬に関係なく良い馬は高かった印象を受けたのは、これまでとは違う傾向でしたね」と話した。