八戸市場が開催
青森県軽種馬生産農業協同組合が主催する「八戸“熱”市場」が7月3日、同県三戸郡の八戸家畜市場で開催された。
北海道産馬含む36頭のサラブレッド1歳が上場(前年比4頭減)、売却頭数は28頭(牡11頭、牝17頭)。総額92,340,000円(税込、以下同)を売り上げた。売却率は前年対比0.3pt増の77.8%で、平均価格は前年比8,336円減の3,297,857円だった。
購買登録者数は過去最高となる112名。例年にも増して、市場は良質馬を求める馬主、馬主代理人であふれた。
山内正孝市場長は「今日は、本当に暑い日になりました。熱中症にならないように水分を十分に補給しながら、良い馬をしっかりと見極めてご購買いただきたいと思います。本日は青森県期待の新種牡馬ウインバリアシオンの初年度産駒も上場しております。ほかにもバラエティに富んだ種牡馬の産駒を用意できました。今回、上場頭数は昨年よりも少なくなったものの、良い馬が揃っていると自負しております」と、あいさつがあった。
最高価格は近親にタイキシャトル(JRA年度代表馬)やサミットストーン(NAR年度代表馬)がいる「ドルフィンルージュ29の4」。この世代が初年度産駒となるリアルインパクト産駒の牝馬。8,316,000円で北海道の(有)ディアレストクラブが購入した。
高額2位は同じく新種牡馬のオーシャンブルー産駒となる「イースタリーブリーズ2017」。こちらは7,560,000円で奈良県の栗本博晴氏が落札。この馬が牡馬の最高価格にもなった。
高額3位は活躍牝馬駒「ショウリダバンザイの2017」(牝)。母が道営記念など10勝をあげているほか、半兄ヴィブラビが南関東で活躍中という血統。6,804,000円で東京都の梶本尚嗣氏が落札した。
市場終了後、山内市場長は「JRA日本中央競馬会はじめ、多くの方々のおかげで売却率は前年を超える過去最高を記録するなど満足できる市場が開催できたと思っています。取引馬の活躍を期待したい。来年に向けては生産者の方がこの市場を高評価していただけるということが1番ですが、魅力的な市場にしてきたいとコメントした。
今後、サラブレッド1歳市場は7月9日に苫小牧市のノーザンホースパークでセレクトセールが、17日には新ひだか町の北海道市場でセレクションセールが開催される。
〇詳細な結果につきましては、JBISサーチをご覧ください
⇒http://www.jbis.or.jp/seri/2018/11L1/