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ホッカイドウ競馬で今年最初の2歳新馬戦

  • 2018年04月26日
  • 今年最初の2歳新馬戦を制したラブミーリチャード
    今年最初の2歳新馬戦を制したラブミーリチャード
  • 小林祥晃氏の所有馬
    小林祥晃氏の所有馬
  • 喜びの関係者
    喜びの関係者

 4月25日、2018年のホッカイドウ競馬開催中の日高町にある門別競馬場において、今年最初の2歳新馬戦が行われた。

 ホッカイドウ競馬は4月18日の開幕日に組まれていた「2018開幕記念JRA認定スーパーフレッシュチャレンジ競走Ⅰ(1200m)」が濃霧のため中止に。翌19日の「JRA認定フレッシュチャレンジ競走(1000m)」は頭数が揃わず不成立となり、開催4日目にして初の2歳戦となった。

 今年最初の2歳戦となったのは、第5競走の「JRA認定フレッシュチャレンジ競走(1000m)」。8頭立てのところ2頭が取消し、6頭立てで行なわれた。

 レースは圧倒的1番人気に支持されたラブミーリチャードがスタートダッシュを決めると先手を奪い、ハイペースで先行策。後続に5馬身の大差をつけ2歳世代最初の勝ち馬として歴史に名を刻んだ。2着には2歳新種牡馬ベルシャザールの産駒のナンタケットミストが入った。

 2016年生まれの2歳世代勝ち馬第一号になったラブミーリチャードは、父スウェプトオーヴァーボード、母クロストウショウ、母の父アグネスタキオンという血統の黒鹿毛の牝馬。ドクターコパこと小林祥晃氏の所有馬、田中淳司厩舎の管理馬、新ひだか町三石にある嶋田牧場の生産馬で、2017年の北海道市場サマーセールにおいて453万6,000円(税込)で購買された市場取引馬となる。

 騎乗した宮崎光行騎手は「良いスピードを持っています。外から桑村騎手がきたので引くに引けなくなりました。最後はちょっと時計がかかりましたがよく凌いでくれました」。田中調教師は「距離は短いほうが良さそうです。1000mのフルールカップ(2歳牝馬限定の重賞競走)あたりを目標にしたいですね」と話した。