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門別競馬場で競走能力・発走調教検査

  • 2018年03月19日
  • 門別競馬場で実施された競走能力・発走調教検査
    門別競馬場で実施された競走能力・発走調教検査
  • 検査前の緊張感が漂う装鞍所
    検査前の緊張感が漂う装鞍所
  • 一番時計を計測したイグナシオドーロ
    一番時計を計測したイグナシオドーロ
  • 本馬場へ向かうラブミージュニア
    本馬場へ向かうラブミージュニア

 3月15日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年最初の競走能力・発走調教検査が行われた。

 この検査は競走馬としての競走能力や発走状況、調教状況などを見るもの。制限タイムは2歳馬が800m57.0秒以内、一般馬と3歳条件馬は、番組賞金のクラスによって制限タイムは設けられている。

 初日は72頭の2歳馬が出走。5頭~6頭立て13レース実施され、競走中止の1頭を除く71頭が合格した。合格した2歳馬は4月18日に開幕する今年のホッカイドウ競馬でデビューできる。

 この日の一番時計は、6レースに出走したイグナシオドーロで50.4秒。2歳が初年度産駒となるフレッシュマンサイアーのヴィットリオドーロ産駒で、毎年のように活躍馬を送り出す新ひだか町静内のグランド牧場のオーナーブリーディングホース、角川秀樹厩舎の所属馬となる。

 ほかのフレッシュマンサイアーでは、日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されるケープブランコ、2014年の京王杯スプリングC(G2)など重賞3勝をあげたレッドスパーダ、2012年のマイルチャンピオンシップ(G1)優勝馬サダムパテック、2013年のジャパンCダート(G1)優勝馬ベルシャザール、2011年のNHKマイルC(G1)優勝馬グランプリボス、2013年の北米フレッシュマンサイアーチャンピオンのダンカーク、2010年の道営記念優勝馬オネストジョンの産駒も出走。2009年の全日本2歳優駿(Jpn1)優勝馬ラブミーチャンの2番仔となるラブミージュニアも姿を見せた。

 ホッカイドウ競馬の競走能力・発走調教検査は3月22日、3月29日、4月4日、4月16日にも実施され、この4日間は一般見学が可能となっている。