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マスクゾロがアロースタッドにスタッドイン

  • 2018年01月16日
  • 種牡馬入りしたマスクゾロ
    種牡馬入りしたマスクゾロ
  • 栗東トレーニングセンターから元気な姿でスタッドイン
    栗東トレーニングセンターから元気な姿でスタッドイン
  • ローマンルーラーの日本初の後継種牡馬となる
    ローマンルーラーの日本初の後継種牡馬となる

 1月11日午後、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、今年から新たに種牡馬として繋養されるマスクゾロがスタッドインした。

 マスクゾロのスタッドインには関係者が出迎え、期待の新種牡馬に熱いまなざしを送った。

 マスクゾロは父ローマンルーラー、母サラヴァティ、母の父ジャイアンツコーズウェイという牡7歳黒鹿毛の米国産馬。2011年11月に米国のキーンランドで開催された、キーンランドノベンバーセールにおいて170,000ドルでVogue LTDに購買された。おばにはエイコーンS(G1)などに優勝したユーがいる。

 マスクゾロの競走成績は16戦7勝。門野重雄氏の所有馬、栗東の岡田稲男厩舎の管理馬として2013年8月に新潟でデビュー。初ダートとなった3戦目で初勝利を挙げると、その後はダート路線を歩みオープン入りを果たし、1番人気に支持された2016年のシリウスS(G3)を2:01.7のレースレコードで逃げ切り、3連勝で重賞初制覇を飾った。

 事務局の(株)ジェイエスは「現役時代は500kg以上で競馬をしたように、当歳時から馬格があった馬と聞いております。大型馬ゆえ脚部不安があり、16戦しかできませんでしたが、無事ならば大きなタイトルを狙えたでしょう。父のローマンルーラーはフサイチペガサスが送り出した優秀な種牡馬で、米国のほかアルゼンチンでも供用され、数多くの活躍馬が出ています。母の父がジャイアンツコーズウェイですから、産駒はスピードがありダートで活躍するタイプが多く出ると思います。ローマンルーラーの後継として大いに楽しみですね」とコメントした。

 2018年の種付料は受胎条件30万円(フリーリターン特約付き)となっている。