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2017年度の北海道市場、売上100億円を突破

  • 2017年10月10日
  • 最高価格トーコーユズキの2015
    最高価格トーコーユズキの2015
  • トレーニングセール
    トレーニングセール
  • セレクションセール
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  • サマーセール
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  • オータムセール
    オータムセール

 10月4日のオータムセール終了をもって2017年度の北海道市場は4開催10日間の全日程を無事に終了させた。昨年に引き続き4市場すべてで前年の売上げをうわまわり、年間の総売上が初めて年間100億円を超える11,612,484,000円(税込み)となった。

 こうした結果に木村貢市場長は「引き続き、多くの方に利用していただけるような市場運営を行いたい」と話し「購買者の方のご理解あっての結果だと思っています。今後も信頼いただき、そして楽しんでいただける市場運営を心掛けてまいりますので、ぜひまだ足を運んでくださいますようお願い申し上げます」とふりかえった。

 2017年の北海道市場は5月のトレーニングからスタートした。札幌競馬場を舞台に公開調教を5月22日に行い、せりは23日に。調教を積まれた208頭(牡111,牝97)の上場で、うち155頭(牡84,牝71)を売却。売却率は前年を10Pt以上うわまわる74.5%を記録し、1,285,092,000円の売上げは8年連続の市場レコードとなった。

 続くセレクションセールは7月18日に北海道市場で行われ、226頭(牡161、牝65)の上場に対して184頭(牡138、牝46)を売却。81.4%の売却率となり、総売上は4年連続レコードとなる3,110,616,000円を記録。初めて30億円を超えた。この勢いは5日間で1,209頭(牡649,牝560)が上場した大型市場サマーセールにおいても衰えることがなく、78.6%の売却率で950頭(牡532,牝418)を売却。6年連続の売上げレコードとなる5,461,992,000円を売り上げ、この時点で90年に記録した年間9,552,147,900円を超える9,857,700,000円となり、今回、3日間開催オータムセール初日であっさりと100億円を突破した。

 年間を通した名簿掲載頭数は2,522頭。上場頭数は2,318(牡1,177、牝1,141)で売却頭数は1,796頭(牡963、牝833)。77.5%の売却率で平均価格は6,465,748円となった。

 最高価格はトレーニングセールの公開調教で11秒00~11秒08の2ハロン合計タイムの最速をマークした「トーコーユズキの2015」(牡、父ハードスパン)で55,080,000円。

 2位はセレクションセール取引馬、47,520,000円の「チリエージェの2016」(牡、父ロードカナロア)。そして3位はサマーセールにおいて43,200,000円で取引された「ラブディランの2016」(牡、父スクリーンヒーロー)。

 4位はセレクションセール取引馬、41,040,000円で「トウカイポピーの28」(牡、父ロードカナロア)と「セルリアンブルー2016」(牡、父グランプリボス)の2頭が並んだ。