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JRA日本中央競馬会がサマーセール購買馬を日高育成牧場に引き付け

  • 2017年09月05日
  • 日高育成牧場に入厩したサマーセール購買馬
    日高育成牧場に入厩したサマーセール購買馬
  • JRA職員による歩様確認
    JRA職員による歩様確認
  • 挨拶する平賀敦日高育成牧場場長
    挨拶する平賀敦日高育成牧場場長

   8月28日、31日、JRA日本中央競馬会は北海道サマーセールで購買した1歳馬39頭を、浦河町西舎にある日高育成牧場へ引き付けた。

   JRAは8月21日から25日にかけて、新ひだか町静内神森にある北海道市場で開催された北海道サマーセールにおいて、総額300,024,000円(税込)で51頭(牡25頭、牝26頭)を購買。日高育成牧場では39頭(牡19頭、牝20頭)が育成されることになった。

   引き付けは2日に分けて行われ、28日には牡馬19頭が、31日は牝馬20頭が入厩。それぞれの飼養先から到着すると、マイクロチップ検査、馬体重測定、採血、歩様確認などが行われた。今後は来年4月に開催されるブリーズアップセールへ向けて厳しい育成調教が始まる。

   サマーセール購買馬の入厩に立ち会った平賀敦日高育成牧場場長は「本日は、お忙しい中、馬の引き付けにいらしていただきありがとうございました。先日のサマーセールでは、良い馬が多く、苦戦するとは思ったのですが、最終的には満足する馬が購買できたと思っています。この馬たちは、このあとすぐにロンジングなどをスタートして、来年のブリーズアップセールを目指してトレーニングをしていきます。その課程で研究や検査も行い、その結果については研修会や講習会で皆様にお伝えする予定です。また、ブリーズアップセール前には、育成馬の展示会も開催します。ご案内を差し上げますので、ぜひ、愛馬の成長した姿に会いにきてください。私たちは育成馬の全頭デビューを目標にして、皆様に喜んでいただけるような結果が出せるよう懸命に取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします」とあいさつした。