馬産地ニュース

スーパーホーネットが移動

  • 2016年10月04日
  • 移動が決まったスーパーホーネット
    移動が決まったスーパーホーネット
  • 放牧地で思い出に浸った
    放牧地で思い出に浸った
  • 洗い場で旅立ちの準備に入った
    洗い場で旅立ちの準備に入った

   9月30日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドにおいて、2011年から種牡馬として供用されていたスーパーホーネットが、十勝管内の中標津町にある中標津大西牧場へ移動した。

   スーパーホーネットは父ロドリゴデトリアーノ、母ユウサンポリッシュ、母の父エルセニョールという浦河町にあるガーベラパークスタッドの生産馬。13歳の鹿毛で、現役時代は栗東の矢作芳人厩舎に所属し、2009年のマイラーズC(G2)、2008年の毎日王冠(G2)、京王杯スプリングC(G2)、スワンS(G2)など31戦10勝の成績を残した。

   アロースタッドに種牡馬入りした後は、ロドリゴデトリアーノの貴重な後継種牡馬として毎年数頭に種付け。産駒は少ないながらも、3歳世代のシゲルノコギリザメがシンザン記念(G3)3着、ファルコンS(G3)3着と重賞戦線で活躍している。

   移動日には生産者のガーベラパークスタッド、管理したアロースタッド、事務局(株)ジェイエスのスタッフや熱心なファンらが見送り。新天地での活躍を祈った。新たな繋養先となる中標津大西牧場は、かつてはカネツフルーヴやフジキセキ産駒のミラクルポイントが、最近はキングカメハメハ産駒のスターウォーズ、ディープインパクト産駒のダノンドリームが供用されている。