馬産地ニュース

ウインバリアシオンは元気に暮らしています~東北連絡センター

  • 2015年06月11日
  • ウインバリアシオン
    ウインバリアシオン
  • 順調な回復ぶりを見せているウインバリアシオン
    順調な回復ぶりを見せているウインバリアシオン

 スプリングファームの佐々木代表が、東北連絡センターに来所され、本馬の近況についてお聞きしました。

 5月21日、ウインバリアシオンは無事にスプリングファームに到着しました。馬房に入るとすぐに寝っころがり牧草を食む等、リラックスしていて迎え入れた牧場の方はひと安心されたとのこと。

 ただ、最初の頃は痛めた左前脚とそれをかばう右前脚の両方の状態が良くなかったので手入れをしようとしたり、状態を確認するために前脚を上げようとしても上げてくれないこともあったそうです。

 それから3週間。今やウインバリアシオンはスプリングファームの子として元気いっぱいに暮らしています。患部はいまだに腫れていて熱を持っているそうですが、痛みは大分引いてきて、朝夕は引き運動、それ以外の時間には、馬をリラックスさせようと散歩もしています。今は前脚も上げてくれるようになったと、佐々木代表はうれしそうに教えてくれました。

 運動時に跛行することなく、馬が自分から動きたがっているそうで、順調な回復ぶりを見せています。

 青森の高級リンゴよりもにんじんの方が大好きらしく、食欲も旺盛な健康優良児ぶり。「逆に脚に負担をかけないようダイエットの方が大変なんだよ。それに牝馬を見ると、鼻を鳴らしてやる気になってしまうんだ。」と佐々木代表はちょっと困り顔でした。

 今は佐々木代表を自分のボスと認めて、治療にも従う賢さも見せているそうですが、そこはやはり種牡馬を嘱望されるサラブレッド。扱いやすくて大人しい一面を見せつつ、手入れをしようとブラシを持って近付くと「ええ~、手入れ好きじゃないんだけどなあ」と言わんばかりの変顔をしたり、ちょっと油断するとイタズラを仕掛けようとする強気な面も持ち合わせているのだとか。

 「どうぞ安心して見守っていてください。」と佐々木代表は力強く伝えてくれました。

※一般見学はできませんが、写真を随時アップする予定です。