馬産地ニュース

ネヴァブションがアロースタッドに到着

  • 2013年12月26日
  • アロースタッドに到着したネヴァブション
    アロースタッドに到着したネヴァブション
  • マーベラスサンデーの後継として期待は大きい
    マーベラスサンデーの後継として期待は大きい
  • 種牡馬としての新たな生活に意欲を見せた
    種牡馬としての新たな生活に意欲を見せた

 12月26日午後、新ひだか町静内のアロースタッドにネヴァブション(牡10歳)が到着し、来季から始まる種牡馬生活へ向け新たな一歩を踏み出した。

 ネヴァブションは父マーベラスサンデー、母パールネックレース、母の父ミルリーフという血統で、新冠町の早田牧場新冠支場の生産馬。一族には1980年の皐月賞を制覇したハワイアンイメージ、2003年のスワンS(G2)、ファルコンS(G3)を制したギャラントアローなどがいる。

 競走成績は54戦8勝。2005年10月にデビューし、2007年の日経賞(G2)での重賞初制覇から、2009年のAJCC(G2)、2010年のAJCC(G2)連覇や香港遠征を含め、今年のステイヤーズS(G2)まで36戦連続重賞出走し、国内外の数多くの強豪と鎬を削った。

 12月25日付で競走馬登録を抹消したネヴァブションは、茨城県の美浦トレーニングセンター伊藤正徳厩舎から津軽海峡を越えてアロースタッドに到着。馬運車から降りると大きく嘶き、先輩種牡馬たちにあいさつした。

 種付料は受胎条件20万円、生後条件30万円。新種牡馬を迎え入れたアロースタッドの本間一幸主任は「とても元気で気性的にも種牡馬に向いてそうですね。重賞戦線で長く現役生活を続けられた強靭な体質が産駒に伝わってくれれば必ず活躍馬を出してくれることと信じております。オーナーはじめ関係者の期待に応えられるよう、来年の種付けシーズンに向けしっかりとコンディションを整えていきます。皆様の応援よろしくお願いいたします。」と力強い言葉で大きな期待を寄せていた。