競走馬のふるさと日高案内所で個展が開催される
新ひだか町静内の競走馬のふるさと日高案内所において、4月28日から5月12日まで、新冠町在住の画家・飛渡さゆりさんの個展「馬の小さな展覧会」が開催された。
この個展は昨年に続き2回目。馬の小さな展覧会実行委員会の主催で、競走馬のふるさと日高案内所の協力により行われた。
軽種馬生産牧場で生まれた飛渡さんは学生時代に独学で油絵を習得。以来、馬の絵を専門に描いてきた。過去にはオグリキャップのTシャツ原画などを提供。また、今年3月に移転リニューアルした新ひだか町静内のホッカイドウ競馬場外発売所「Aiba静内」入口の壁の馬のイラストも手掛けた。
昨年の個展では東日本大震災で被災し、日高町で避難生活を送っていた福島県相馬市の被災馬の絵を展示し、販売による収益の一部を被災馬支援として寄付。今回も同様の趣旨で約50点の作品を展示した。
競走馬のふるさと日高案内所では4月に急死したブライアンズタイムの記帳所を設置したこともあり、個展ではブライアンズタイムを偲ぶ立ち姿の肖像画も展示。ゴールデンウィーク中にはブライアンズタイムの弔問に訪れたファンも、作品を目に留めていた。
飛渡さんは「案内所の緑川所長をはじめ多くの方々の協力により今年も個展を開くことができ感謝の気持ちでいっぱいです。これからも馬の絵を描き続け、機会があれば個展を開催していきたいと思います」と話していた。