馬産地ニュース

産地馬体検査第1回北海道地区初日が行われる~浦河

  • 2012年04月11日
  • POG関連報道陣の撮影に応じる受検馬
    POG関連報道陣の撮影に応じる受検馬
  • シンボリインディの半妹(父ダイワメジャー)
    シンボリインディの半妹(父ダイワメジャー)
  • 現2歳が現2歳が本邦ファーストクロップとなるアルデバラン産駒
    現2歳が現2歳が本邦ファーストクロップとなるアルデバラン産駒
  • 母エリモピクシー、兄はリディル、クラレント
    母エリモピクシー、兄はリディル、クラレント
  • 地元浦河に供用されるジャイアントレッカーの産駒も登場
    地元浦河に供用されるジャイアントレッカーの産駒も登場

 4月10日、浦河町の日高総合育成施設軽種馬育成調教場(BTC)において、第1回北海道地区の平成24年度産地馬体検査の第1日目が行われた。

 産地馬体検査は、個体の特徴検査、馬体検査、血液の採取などを行った後に、調教師と預託契約を結んでJRAの競走馬登録を完了するもの。検査を受けた馬は美浦・栗東の両トレーニングセンターに入厩せずに直接、函館や札幌競馬場に入厩できるメリットがある。今年は2歳新馬戦がダービー(G1)の翌週、6月2日からスタートすることから、例年より1週早い実施となった。

 初日のBTCではBTC周辺の育成牧場に繋養されている2歳馬を中心に約150頭が受検。関東関西と入厩先に分かれて検査を受け、競走馬としての第一歩を踏み出した。

 この日は1999年のNHKマイルC(G1)勝ち馬シンボリインディの半妹(父ダイワメジャー)、2011年のスワンS(G2)優勝馬リディルの全弟(父アグネスタキオン)、2011年の京王杯2歳S(G2)を制したレオアクティブの半弟(父タニノギムレット)、今年の京都金杯(G3)に優勝したマイネルラクリマの半弟(父キングカメハメハ)といった重賞勝ち馬の兄弟も登場。2歳新種牡馬では日本軽種馬協会が期待をかけるアルデバランや地元浦河のイーストスタッドで種牡馬生活を送るジャイアントレッカー、浦河産馬のダービー馬メイショウサムソンなども産駒に注目が集まった。

 第1回北海道地区の産地馬体検査はこの後、11日に新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会北海道市場、12、13日は安平町の北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われ、4日間で約700頭が受検することになっている。