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カワカミプリンセスに初仔が誕生

  • 2012年04月02日
  • 三石川上牧場で誕生したカワカミプリンセスの初仔
    三石川上牧場で誕生したカワカミプリンセスの初仔
  • 元気に放牧地を駆けるカワカミプリンセス親仔
    元気に放牧地を駆けるカワカミプリンセス親仔
  • 仲良く寄り添い片時も母親のそばを離れない
    仲良く寄り添い片時も母親のそばを離れない
  • 品のある整った顔つきは母親譲りと評判
    品のある整った顔つきは母親譲りと評判

 2006年のオークス(G1)、秋華賞(G1)を無敗で制したカワカミプリンセス(牝9歳)の、待ちに待った初仔が3月14日、新ひだか町の三石川上牧場で誕生した。

 待望の初仔は鹿毛の牝馬。数いる種牡馬の中から配合された父はコマンズ(牡16歳)。ダーレー・ジャパンが2010年、2011年の2シーズンだけオーストラリアからシャトル供用した種牡馬で、ホームグラウンドの南半球では世界的大種牡馬デインヒルの後継として、多数のG1勝ち馬を送り出しているトップサイアーだ。

 三石川上牧場の上山浩司社長は「コマンズの仔をダーレーさんで全馬見せてもらったのですが、安定した産駒が多く、オーストラリアでも実績のある種牡馬だったので種付けしました。初仔ということで少し小さいですけど、コマンズに似て身体のラインが綺麗で品のある良い仔が生まれましたね。気性は母親に似てちょっときついですが」と満足顔。お産も順調で「夕方産気づいてすぐ生まれました。産後も問題なく子育ても上手。現役時代は闘争心が強かったので、育児拒否とか乳を飲ませないとか、いろいろとあらぬ心配をしていましたが杞憂に終わりました。よく出来た母親と思います」と褒める。

 管理した西浦勝一調教師も生まれてすぐに対面。「無事に生まれたのを確認して、喜んでくださいました。母親は現役時代からたくさんのファンの方に応援していただきました。この仔もファンが応援できて楽しんでもらえるような馬になってくれれば。頑張ってほしいですね」と上山社長は夢を広げた。

 カワカミプリンセスは父キングヘイロー、母タカノセクレタリー、母の父シアトルスルーという血統。2006年2月にデビュー勝ちを飾ると、無傷の5連勝でオークス(G1)、秋華賞(G1)を制覇し、牝馬二冠を成し遂げた。続く古馬との初対戦となったエリザベス女王杯(G1)では1位入線も12着に降着。意外な形で初黒星となった。しかし、この年は6戦5勝と素晴らしい成績を収め、JRA最優秀3歳牝馬、JRA最優秀父内国産馬のダブルタイトルを獲得。その後、6歳まで現役を続け、通算17戦5勝の成績を残し、生まれ故郷である三石川上牧場で繁殖入りした。

 カワカミプリンセスの初仔は、順調にいけば2014年にデビュー。ファンや関係者からは「幻に終わった母のエリザベス女王杯制覇を産駒が叶えてほしい」と期待されている。

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