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サクラオリオンがレックススタッドにスタッドイン

  • 2011年01月25日
  • レックススタッドに到着したサクラオリオン
    レックススタッドに到着したサクラオリオン
  • スタッフに導かれ馬運車から降りるサクラオリオン
    スタッフに導かれ馬運車から降りるサクラオリオン
  • エルコンドルパサーの後継種牡馬として期待されている
    エルコンドルパサーの後継種牡馬として期待されている

 2009年の中京記念(G3)、函館記念(G3)優勝馬、サクラオリオン(牡9歳、父エルコンドルパサー)が1月21日午後、新ひだか町のレックススタッドへスタッドインを果たした。

 サクラオリオンは新ひだか町新和牧場の生産馬。父エルコンドルパサー、母サクラセクレテーム、母の父Danzigという血統で、半兄に08年赤レンガ記念(ホッカイドウ競馬)など重賞2勝のサクラハーン、おじに多くの活躍馬を輩出している種牡馬、Gone Westを持つ良血馬でもある。

 デビューは3歳春。3戦目で勝ち上がるが怪我のため1年以上の休養を余儀なくされる。復帰後は条件戦を使われながら徐々に力を付け、6歳になった08年8月、札幌競馬場で行われたポプラS(1600万下)を勝ちオープン入り。7歳緒戦の白富士S(OP)では6着に破れたが、つづく中京記念(G3)で15番人気という低評価を覆し重賞初制覇。同年の函館記念(G3)も制し才能を開花させた。通算成績は41戦6勝。

 馬運車を降り、馬房に通されるまでの間も終始落ち着いた様子で新しい生活をスタートさせたサクラオリオン父エルコンドルパサーはわずか三世代の産駒しか遺せなかったが、同馬で3頭目の後継種牡馬を送り出した。父から受け継いだ素晴らしい遺伝力を後世へ繋いでいく。