馬産地ニュース

JRA育成馬展示会が開かれる~JRA日高育成牧場

  • 2007年04月11日
  • JRA育成場の展示風景
    JRA育成場の展示風景
  • 展示馬・サクラパールの05(父スペシャルウィーク)
    展示馬・サクラパールの05(父スペシャルウィーク)
  • 騎乗供覧
    騎乗供覧
  • 同~内62番(父コロナドズクエスト)外31番(父マイネルラヴ)
    同~内62番(父コロナドズクエスト)外31番(父マイネルラヴ)
10日に展示されたのは牡馬26頭、牝馬28頭の54頭の育成馬。
JRA育成馬は、JRAが全国の1歳馬市場で購入した1歳馬を約8ヶ月間育成研究のため育成・調教してきたもので以前は抽選馬として、現在は、主にJRA主催のブリーズアップセールで売却されています。

最近では、フェアリーS、フィリーズレビューを制したダイワパッション(三石 田上稔牧場産)や先週の桜花賞(10着)に出走したアマノチェリーラン(浦河 丸村村下ファーム産)などとJRA育成馬の重賞組は多く、昨年度の売却馬の出走率が85.3%、11頭が13勝の勝鞍(4月1日現在)をあげるなど高い成績を上げ注目されている。
展示に引き続き、35頭の育成馬の騎乗供覧が公開されましたが、この日も、約200名の生産者、馬主、調教師など関係者が参加し、熱心に下見をしている様子が伺えました。

展示馬の中には、3年前に新種牡馬入りしたコロナドズクエスト(昨年死亡)、アラムシャー、アグネスデジタル、シンボリクリスエス、ワイルドラッシュ、ゴールドアリュールが初産駒を送り出してきており、競走馬としてどのような活躍をするか興味が持たれる。

参加した関係者の一人は「何れも良く仕上がっているね。楽しみだよ。」とJRAの育成技術を評価していましたが、強い競走馬づくりに育成技術のウエイトが高まっているだけに、レース観戦の時には競走馬の生産者と共に育成者が何処かということも知ると面白そうです。

尚、JRAブリーズアップセールは4月23日に阪神競馬場で行われますが、一般の見学は出来ませんので御了承下さい。

                  日高案内所