馬産地ニュース

サッカーボーイ、シンジケート解散社台SS荻伏へ

  • 2006年12月24日
 長くブリーダーズスタリオンステーションの“顔”役として親しまれたサッカーボーイ(牡21歳 父ディクタス)の種牡馬シンジケートが解散。それに伴い、12月16日に同スタリオンを退厩し、浦河町の社台スタリオンステーション荻伏に移動した。
 サッカーボーイは、87年に函館競馬場でデビュー。人気を分け合った評判馬トウショウマリオを9馬身置き去りにする衝撃にデビュー後、函館2歳S4着をはさんでもみじ賞、阪神3歳Sをそれぞれ10馬身、8馬身差で快勝し、同年の最優秀2歳牡馬に選出されていた。体調不良で春のクラシックは不完全燃焼だったが、函館記念をステップに挑んだマイルチャンピオンシップを4馬身差で快勝。同年の最優秀スプリンターにも選出された。通算成績は11戦6勝。
 これまでの種牡馬生活の中でヒシミラクル(菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念、種牡馬)やナリタトップロード(菊花賞)、ティコティコタック(秋華賞)などを輩出。内国産種牡馬の雄として活躍してきた。

           日高案内所取材班