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注目の高まる繁殖馬セール開かれる

  • 2006年10月30日
  • ジェイエス繁殖馬セール2006
    ジェイエス繁殖馬セール2006
 これまで、数々の重賞勝馬の母をトレードしてきた㈱ジェイエスの「ジェイエス繁殖馬セール2006」が25日、新ひだか町の北海道市場で開催されました。114頭(受胎馬120頭、空胎馬24頭)が上場され、95頭(受胎馬80頭、空胎馬15頭)が落札。65.97%の売却率で、総額は3億6723万7500円を記録しました。
 
 この日の最高価格は、祖母に1993年の全欧3歳牝馬チャンピオン、イントレピディティがいる上場番号99番「クラシーク(牝9、父レインボウクエスト)」。昨年のジャパンCを日本レコードで勝ち、今年から種牡馬入りした新種牡馬アルカセット(牡6、父キングマンボ)を受胎しており、激しい争奪戦の末に、グローブエクワインマネージメントが、2100万円(税込)で落札しました。
 続いて、昨年の最優秀2歳牝馬テイエムプリキュラの父パラダイスクリークを受胎したニシノサチヒメ(牝6、父サンデーサイレンス)が1995万円で(有)ビッグレッドファームに、ジャングルポケットを受胎したモロウジュ(牝7 父ゴーンウェスト)が1848万円で落札されました。
 これらを筆頭に、平均価格は386万5658円。昨年比で平均価格が80万円近くあがっていて、全体の底上げを感じさせる結果となりました。

        25日取材  日高案内所取材班