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ウインズ札幌で吉田勝己、岡田繁幸のトークショー

  • 2006年08月09日
  • ウインズ札幌で行なわれたトークショー~左より杉本清氏、吉田勝己氏、岡田繁幸氏
    ウインズ札幌で行なわれたトークショー~左より杉本清氏、吉田勝己氏、岡田繁幸氏
 8月5日、ウインズ札幌B館4階の特設ステージにて、「ダイヤモンドを探せ2006」~新馬戦の魅力~というイベントが行われた。
 全レース終了後の特設ステージの前には、約200人の熱心な競馬ファンが集まった。司会を務めたフリーアナウンサーの杉本清氏の軽妙なトークの後に、ビッグレッドファームの岡田繁幸代表、そしてノーザンファームの吉田勝己代表が拍手に迎え入れられて登場してきた。
 「新馬戦の魅力」というタイトル通りに、ビッグレッドファーム、ノーザンファームで生産、育成された2歳馬が話の中心となった。事前に客席には配られていた両牧場で育成されている2歳馬について二人はコメントを述べていった。
 吉田氏は調教での動きが目立つ馬として、セレクトセール2004でで4億9千万円の評価がついたエアグルーヴの2004(牡、父ダンスインザダーク)や、ディープインパクトの半弟になるニュービギニング(牡、父アグネスタキオン、母ウインドインハーヘア)の名前をあげた。
 一方、昨年はこのイベントで後にGⅡニュージーランドTを勝ったマイネルスケルティを推奨した岡田氏は、マイネルシーガル(牡、父ゼンノエルシド、母エイシンアイノウタ)、マイネルダイナモ(牡、父マリエンバード、母エナジートウショウ)、マイネルオルケシス(牡、父メジロマックイーン、母アッサンブレ)にクラシック出走の期待をかけていた。
 また両牧場で行われている坂路調教や昼夜放牧がもたらすメリットや、今年のクラシックシーズンにおける日高地区の生産馬の活躍についてもコメントをした。
 トークショーの最後に、杉本氏から凱旋門賞に出走するディープインパクトについて聞かれた吉田氏は、
「3コーナーまでゆっくり構えられたら、充分にチャンスはあると思います」と答え、岡田氏も
「雨が降って馬場が悪くならない限り、ディープインパクトは勝つと思います」
 とエールを送っていた。このトークショーの模様は、グリーンチャンネルでも放送される。

              日高案内所 取材班