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北海道市場セレクションSの当歳馬、馬体検査を実施

  • 2006年06月08日
  • 今の当歳馬は殆どが離乳まえで検査には、母親が付き添う
    今の当歳馬は殆どが離乳まえで検査には、母親が付き添う
7月17日に開かれるセレクションセール当歳馬のせりには日高を中心に230頭の申込みがあり、HBA北海道市場事業部では全馬の馬体検査を2日から5日間の日程で行いました。同事業部では「上場頭数を決めて絞り込む事はしません。あくまで血統や馬体を判断して、良い馬を選び購買者の期待に応えたい。」と売却率アップに背水の陣を取っている。
 申込み馬の父には、ブライアンズタイム、フジキセキ、ダンスインザダーク、サクラバクシンオー、エンドスイープ、スペシャルウィーク、クロフネなどサイアーズランキング上位の種牡馬が名を連ねている。また、今年、初産駒となるキングカメハメハ、ネオユニヴァース、ノーリーズンなどの当歳の申し込みがあり注目のラインアップとなった。
日高案内所でも2日間、検査の手伝いに牧場を回りましたが、生産者の市場への期待も高く、どの牧場も愛仔を真剣にアピールしていました。

 上場馬は8日頃にも決定されそうですが、関係者に今回実馬検査した初産駒の印象を聞いてみた。
「キングカメハメハの仔は、全体的に体のまとまりも良く、あか抜けていて皮膚も薄くて良さそうです。柔らかそうな筋肉を持ち期待できそうですね。祖父キングマンボの血統も貴重ですよ。 サンデーサイレンスの後継馬ネオユニヴァースは仔出しが良いという印象ですね。スッキリした背のラインを持っていて、バランスの良い馬体の仔が多いです。同じくサニングデールもまとまりがあり良いですね。
 イーグルカフェは父ガルチのしっかりとした馬格というより、均整の取れた体型が印象的でした。
 ブライアンズタイムの後継馬ノーリーズンもまとまりがあった。母も名血のアンブロジンだけに楽しみです。
何れもこのセールに申し込まれた馬だけに、良い馬が揃っています。」

今年の北海道市場セレクションセールは7月17日(月)当歳、18日(火)一歳の予定で行なわれます。

                 6月7日取材  日高案内所