馬産地ニュース

洞爺メジロ牧場で亡きメジロマックイーンの法要

  • 2006年05月18日
  • 種牡馬として元気に展示会で姿を見せていた頃のメジロマックイーン
    種牡馬として元気に展示会で姿を見せていた頃のメジロマックイーン
  • メジロマックイーンの法要~洞爺湖町メジロ牧場
    メジロマックイーンの法要~洞爺湖町メジロ牧場
  • 祭壇に立つ池江泰郎調教師
    祭壇に立つ池江泰郎調教師

 心不全で19歳の生涯を終えたメジロマックイーンの法要が、17日、洞爺湖町・メジロ牧場の馬頭観音供養と共に執り行われた。
 この日は現役時にメジロマックイーンを管理していた池江泰郎調教師や、メジロ商事の代表である北野雄二氏など、関係者、ファン合わせて約100人が参列。競馬史に残る名ステイヤーを見送った。

 法要の後で池江泰郎調教師は、メジロマックイーンとの思い出について聞かれると、「色々と思い出されますが、その中でも最高の思い出は、親仔3代での天皇賞制覇を達成したことです。あの時は責任を果たしたという思いもありましたし、ただ、嬉しかったですね」と感慨深げに話していた。
厩舎では母、父ともに管理をしていたメジロランバダの2004(牡)の繋養も決まっているが、「この馬もそうですが、自分の管理しているマックイーンの産駒で、親子4代天皇賞制覇を諦めずにやっていきたい」と誓っていた。
 
北野雄二オーナーは、「メジロから産まれた顕彰馬の中でも一際思い出が深い馬です。また、多くのファンに愛されてきたということでも、特別な思いがしています。
 今年、牧場では3頭の牡馬が産まれており、また来年は2頭の産駒が誕生する予定です。何かやってくれそうな期待もありますし、この馬たちを始めとする残された産駒で、4代制覇を成し遂げて欲しいですね。マックイーンには今はただ、お疲れ様といった感じです。天国で祖父の(メジロ)アサマと、仲良く過ごしてもらいたいですね」と話してくれた。

法要の後で納骨が行われ、墓石も近々できあがることとなる。

       5月17日取材  胆振案内所 取材班