馬産地ニュース

セレクションセールに向け実馬検査を開始~北海道市場

  • 2006年04月30日
  • 実馬検査~静内真歌
    実馬検査~静内真歌
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  • 実馬検査~静内真歌
    実馬検査~静内真歌
 本格的なせりシーズンを向かえ北海道市場も準備に余念は無い。
 24日には中山競馬場でJRAブリーズアップセールが開かれ、売却率98.6%と驚異的な売り上げが話題になったところですが、北海道市場では、5月にトレーニングセールが行われます。
 この日は、7月に開かれる注目のセレクションセールの実馬検査が実施されました。今年は530頭もの申込みがあり、この中から約180~200頭ほどが選ばれる事になりますが、職員はゴールデンウィークを返上して各地を歩き、全頭の実馬検査を行なう予定。

検査役のひとり北海道市場事業部の中橋渡部長は「上場申込み数が多いのは、生産者の期待の大きさの表れです。購買者の方の希望にかなう良い馬がラインアップできますよ。」と、また立会い人として参加した関係者の方も「年々、馬の質が良くなっている。今回申込みされた馬も血統、馬格共に立派です。購買者の方には是非、期待してもらいたい。」と手ごたえを掴んでいる様子。

 今年のクラシック戦線では、日高産の馬が活躍しているだけに、北海道市場への、生産者や購買者の関心度の高さが伺われます。

※日高案内所では、この日、33牧場68頭の検査の手伝いに同行しましたが、立ち寄った牧場のたよりを少し。

グランド牧場・・・スズカマンボ号は治療のため、まだ放牧は出来ないそうですが、馬は元気だそうです。
矢野牧場  ・・・死亡したアローキャリー号のお墓は作らない予定。
静内白井牧場・・・先週ヤマトマリオン号が優勝でオークス出走を決 め、喜びは続いている。今週は、土曜日の青葉賞に出走のマイネルアラバンサ号に期待。(2着で見事 ダービー出走権獲得)


                4月28日取材 日高案内所