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スマートオーディンがイーストスタッドにスタッドイン

  • 2021年01月25日
  • スタッドインしたスマートオーディン
    スタッドインしたスマートオーディン
  • 雪のなか、元気な姿でイーストスタッドに到着
    雪のなか、元気な姿でイーストスタッドに到着
  • 現役時代は強烈な末脚を武器に重賞4勝をあげた
    現役時代は強烈な末脚を武器に重賞4勝をあげた

 1月17日午前10時過ぎ、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに、2021年から種牡馬として新たに供用を開始するスマートオーディンがスタッドインした。

 1月7日付で競走馬登録を抹消したスマートオーディンのスタッドインには、佐古田直樹マネージャーやスタリオンスタッフ、事務局(株)ジャパンレースホースエージェシーの職員などが出迎え、期待の新種牡馬の到着に安堵するとともに新生活の活躍を祈った。

 スマートオーディンは牡8歳の黒鹿毛。父はダノンシャンティ、母はレディアップステージ、母の父はアルザオという血統で、新冠町万世にあるスカイビーチステーブルの生産馬になる。

 スマートオーディンは大川徹氏の所有馬、栗東の松田国英厩舎の管理馬として2015年9月にデビュー。見事デビュー勝ちを収めると3戦目の東京スポーツ杯2歳S(G3)で重賞初制覇を飾った。

 3歳になり2016年の毎日杯(G3)、京都新聞杯(G2)と重賞を連勝。2016年秋に栗東の池江泰寿厩舎へ転厩。約2年の休養から復帰すると、2019年には阪急杯(G3)で久しぶりの重賞制覇を果たした。競走成績は23戦5勝となる。

 父は2010年のNHKマイルC(G1)をレースレコードで制覇したダノンシャンティ。初年度産駒からスマートオーディンや2017年のテレ玉杯オーバルS(Jpn3)を制覇したサイタスリーレッドなどの活躍馬を送り出したが、2020年の種付けを最後に種牡馬を引退し、現在は岩内町のNPO法人ホーストラスト北海道で功労馬として余生を送っているという。

 佐古田マネージャーは「引退レースの京都金杯(G3)からそれほど経ってないですが元気そうで安心しました。とてもおとなしくて扱いやすそうな感じがします。現役時代は順調に使えていればもっと活躍できたと思いますが、この後は産駒に託したいと思います。種付シーズンまでタイトなスケジュールですが、しっかりとコンディションを整えていきたいですね」と話した。

 種付料は20万円(受胎確認後支払、フリーリターン特約付)、または30万円(産駒誕生後支払)と設定されている。