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リアルインパクトが優駿スタリオンステーションに新入厩

  • 2020年12月14日
  • 初年度産駒からG1勝ち馬を送り出すリアルインパクト
    初年度産駒からG1勝ち馬を送り出すリアルインパクト
  • 住み慣れた厩舎を後にした
    住み慣れた厩舎を後にした
  • 退厩には吉田勝己社長も見送った
    退厩には吉田勝己社長も見送った

 11月30日、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、が安平町早来源武の社台スタリオンステーションからリアルインパクトが新入厩した。

 牡12歳鹿毛のリアルインパクトは、父がディープインパクト、母がトキオリアリティー、母の父がメドウレイクという血統。安平町にあるノーザンファームの生産馬で、半弟には2017年のQエリザベス二世C(G1)、中山記念(G2) 、2016年の札幌記念(G2)などを制覇したネオリアリズム、半兄には2007年のオーシャンS(Jpn3)を制覇したアイルラヴァゲインがいる。

 現役時代はキャロットファームの所有馬、美浦の堀宣行厩舎の管理馬として競走生活を送り、3歳時には2011年の安田記念(G1)、5歳時の2013年、6歳時の2014年には阪神C(G2)、7歳時の2015年にはオーストラリアへ遠征してATCジョージライダーS(G1)に勝利するなど、国内28戦4勝、海外2戦1勝の成績を残した。

 現役引退後の2016年から種牡馬となり、2016年から2018年にはオーストラリアへシャトルもされた。2019年にデビューした初年度産駒は持ち前のスピードを遺憾なく発揮し、総合&JRAファーストシーズンサイアーランキングは第3位と上位にランクインした。その中からはラウダシオンが本年のNHKマイルC(G1)に優勝。ディープインパクトの後継種牡馬として人気を確かなものにしている。

 リアルインパクトの退厩には生産したノーザンファームの吉田勝己社長やスタリオンスタッフが見送り。新天地でのさらなる活躍を祈った。

 来年の種付料は150万円(受胎確認後9月末迄支払。フリーリターン特約付)となっている。