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アンライバルドがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動

  • 2020年10月27日
  • 移動したアンライバルド
    移動したアンライバルド
  • 種牡馬としても重賞勝ち馬を送り出している
    種牡馬としても重賞勝ち馬を送り出している
  • ブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは2018年以来の復帰
    ブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは2018年以来の復帰

 10月14日、浦河町西幌別にあるイーストスタッドにて供用されていたアンライバルドが、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動した。

 アンライバルドは父がネオユニヴァース、母がバレークイーン、母の父がサドラーズウェルズという血統の牡14歳鹿毛。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、半兄には1996年の日本ダービー馬フサイチコンコルド、2001年の京成杯(G3)優勝馬ボーンキング、おじには2007年の皐月賞馬ヴィクトリーなどがおり、2020年の菊花賞(G1)でコントレイルの2着になったアリストテレスも同じ一族になる。

 アンライバルドの競走成績は10戦4勝。2009年のスプリングS(Jpn2)で重賞初制覇を飾ると、続く皐月賞(Jpn1)も勝ち、父仔二代制覇を成し遂げた。

 2012年にブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りし、イーストスタッドでは2019年から繋養。このたび、3年ぶりにブリーダーズ・スタリオン・ステーションに復帰することになった。代表産駒には2016年のファルコンS(G3)を制覇したトウショウドラフタ、2019年のエーデルワイス賞(Jpn3)3着のミナトノヨーコ、2016年の東京ダービー馬バルダッサーレ、2020年の東京プリンセス賞2着のリヴェールブリス、2020年のユングフラウ賞3着のポピュラーソングなどがいる。ネオユニヴァースの後継種牡馬として活躍している。

 イーストスタッドは「当スタッドでは2シーズンの付き合いでした。重賞勝ち馬も出してますし、まだ14歳と若く、産駒数が増えればもうひと花もふた花も咲かせられるはずです」と話した。2021年度の交配料は決定次第発表される。