馬産地ニュース

JRA日本中央競馬会のセプテンバーセール購買馬が日高育成牧場に入厩

  • 2020年10月02日
  • 日高育成牧場で歩様検査を受けるJRA育成馬
    日高育成牧場で歩様検査を受けるJRA育成馬
  • 入厩後は馬体重測定も行われた
    入厩後は馬体重測定も行われた
  • 12,650,000円(税込)で購買したマクフィ産駒
    12,650,000円(税込)で購買したマクフィ産駒
  • 12,100,000円(税込)で購買したディーマジェスティ産駒
    12,100,000円(税込)で購買したディーマジェスティ産駒

 9月25日午前11時、JRA日本中央競馬会が北海道セプテンバーセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に入厩した。

 JRAは、新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に、9月22日から24日までの3日間に渡り開催された1歳市場、北海道セプテンバーセールにおいて、12,650,000円(税込、以下同)で落札したマクフィ産駒を最高に、15頭(牡7頭、牝8頭)を総額109,010,000円で購買。1,000名を数えた購買登録者の中でトップバイヤーになった。

 日高育成牧場には12頭(牡7頭、牝5頭)が入厩。各飼養先から集まった1歳馬は、馬運車から降りると冨成雅尚業務課長ら職員によるマイクロチップ検査、馬体チェック、歩様検査、馬体重測定、採血などが行われた。

 北海道セプテンバーセールでの購買をもって今年の1歳市場でのJRAの購買は終了の予定。今年のJRA育成馬はJRAホームブレッド9頭を含め84頭となり、そのうちの62頭が日高育成牧場で管理されることになった。

 北海道サマーセールまでに購買したJRA育成馬はすでに馴致をスタート。25日に入厩した12頭もすぐに馴致を開始するという。

 冨成課長は「セプテンバーセールは去年から始まった新しいセールということで、今年は去年よりもさらに盛り上がって、売却成績も売却率も平均価格も上がり、購買者側から見るとかなり強いせりだったのではないかと感じています。正直、せり上がって買えなかった馬も何頭かいました。とはいえ、良い馬がたくさん上場されていましたので、予算内で良い馬を購買できたと満足しています。これから来年のブリーズアップセールに向けて本格的な調教が始まります。今までやってきた中での反省点や改善点を確認し、さらに工夫しながら調教を進めて、良い馬を出していきたいと考えております。来年のブリーズアップセールを楽しみにしていてください」と話した。