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優駿スタリオンステーションが種牡馬見学開始

  • 2020年08月11日
  • 種牡馬見学を開始した優駿スタリオンステーション
    種牡馬見学を開始した優駿スタリオンステーション
  • 新種牡馬のモーニンは190頭と交配した
    新種牡馬のモーニンは190頭と交配した
  • 馬房から顔を出すキタサンミカヅキ
    馬房から顔を出すキタサンミカヅキ

 8月1日、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションは、今シーズンの種牡馬見学をスタートした。見学期間は10月31日まで。見学時間は午後3時から午後3時30分。見学希望者は隣接する優駿記念館にて、午前10時から午後3時までに申込書に住所、氏名、連絡先等を記入して申し込む必要がある。

 優駿スタリオンステーションは、新冠地区を中心とするサラブレッド生産牧場が共同出資する競走馬の総合商社、(株)優駿が管理する種馬場。1989年の設立以来、日高地区では初の10億円シンジケートとなるナスルエルアラブをはじめ、総額18億円という内国産種牡馬としては当時の最高価格で導入したオグリキャップや、英・愛ダービー馬コマンダーインチーフ、ドバイワールドC(G1)優勝馬ムーンバラッド、全欧2歳牡馬チャンピオン&全欧2歳チャンピオンサイアーに輝いたファスリエフ、パリ大賞典(G1)勝ち馬ベーカバドなどを海外から、内国産馬ではキングヘイロー、マヤノトップガン、マーベラスサンデー、カネヒキリ、ローレルゲレイロなど、あらゆるジャンルのチャンピオンホースを導入してきた。今年度は新たに2016年のフェブラリーS(G1)をレコード勝ちしたモーニン、2018年NARグランプリ年度代表馬キタサンミカヅキなどを導入。2月から7月までの種付シーズンには、1,400頭以上の繁殖牝馬が集まったという。

 1日の見学開始初日は、北海道内外から約20人の競馬ファンや観光客が見学申込み。牧場スタッフの案内で2つの種牡馬厩舎を順番に巡って、馬房から顔を出す有名種牡馬との対面を楽しんだ。

 優駿スタリオンステーションでは、新型コロナウイルス対策のため、「必ずマスク着用でのご来場をお願いいたします(マスク未着用の方は入場をお断りいたします)」、「ソーシャルディスタンスを確保の上、見学いただきます。なお混雑によりソーシャルディスタンスを確保できない場合、入場制限をさせていただく場合がございますので、ご了承願います」、「感染症状が疑われる方、体調のすぐれない方の入場はお断りいたします」としている。