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浦河町立図書館で内藤律子さんの写真展

  • 2020年08月07日
  • 今年で20年の節目を迎えたサラブレッド写真展
    今年で20年の節目を迎えたサラブレッド写真展
  • 5点を展示した「私の好きな写真」
    5点を展示した「私の好きな写真」
  • 16点が展示された「私の写真歴 part2&…」
    16点が展示された「私の写真歴 part2&…」

 7月31日、浦河町大通にある浦河町立図書館において、「内藤律子サラブレッド写真展2020~私の馬の写真歴 パート2 &…」が始まった。写真展は8月30日まで。時間は火曜、木曜~日曜が午前10時から午後6時、水曜が午前10時から午後8時。月曜休館。最終日の8月30日は午後4時まで。入場は無料。

 埼玉県で生まれた内藤さんは、1997年から浦河町在住。東京写真専門学校卒業後、MYスタジオを経て今井寿恵市に師事。1976年にAPA入選以来、1990年にJRA馬事文化賞を受賞するなど数々の賞を受賞。1979年に新宿ニコンサロンにおいて初の個展「愛しきものよ」を開催以来、日本各地はもとよりフランスのロンシャン競馬場などで個展を開催している。浦河町立図書館で写真展は2001年から毎年夏に開催。今年で20年の節目を迎えた。

 写真展では、「私の好きな写真」と題して、1987年11月に撮影したオグリキャップなど5点、「私の写真歴 part2&…」と題したコーナーでは、1985年3月に母馬が生まれたばかりの仔馬をやさしく見つめる姿を撮影した「無償の愛」、1986年4月にイギリスの重賞競走クレイヴィS(G3)に出走したダンシングブレーヴを撮影した「ダンシングブレーヴ」、1986年4月に撮影した「ニューマーケットの街角」など16点、合計21点の力作を展示。来館した町民や競馬ファンの目を楽しませた。

 内藤さんは「1982年、アメリカより戻ってからは競走馬ハギノカムイオーの追っかけでした。14戦8勝で引退し種牡馬になると、85年より仔馬を訪ねて、えりもから門別の山の麓まで日高中を駆け巡る日々。兼業牧場も多く、秋の収穫期にはいらっしゃらなくても、『又、来ました。有り難うございました。』とメモを残し、勝手に仔馬を撮影させていただきました。お陰で、1987年の初めての写真集『愛しのサラブレッド』のには多くの仔馬の写真を載せる事が出来ました。カムイオーの仔馬、ハギノシンボルの誕生から初出走を追った写真集『神威の星』と、この時のロンシャン競馬場での写真展により、1990年のJRA馬事文化賞をいただき、本当に充実した10年でした」と綴っている。