馬産地ニュース

門別競馬場でファン感謝DAY

  • 2019年11月14日
  • 騎手会と上杉周大さんとの記念撮影
    騎手会と上杉周大さんとの記念撮影
  • 勇退する田部和則、若松平両調教師
    勇退する田部和則、若松平両調教師
  • 盛り上がった予想トークステージ
    盛り上がった予想トークステージ

 11月7日、ホッカイドウ競馬は令和元年度開催最終日の門別競馬場において、ファン感謝DAYと銘打ったイベントを開催した。

 当日の門別競馬場は午前10時に開門。午後2時になると増毛産のリンゴがプレゼントされたほか、石狩鍋ふるまい、新米おにぎり試食会、日高管内の特産品や旬の味覚を販売するひだか特産市、キッチンカーなどが出店したグルメイベントがスタートした。午後5時からは原木なめこ「日高の沢味」を使用したなめこ汁無料ふるまいもあった。

 ポラリススタンドにおいては、ホッカイドウ競馬オフィシャルサポーターを務める上杉周大さんと馬産地ライターの村本浩平さんによる予想トークステージを開催。上杉さんは競馬専門紙競馬ブックの印を参考に予想を披露し、村本さんと息の合った掛け合いで会場に集まったギャラリーを笑わせた。

 また、第10競走前にはAスタンドにおいて、この日の開催を最後に勇退する田部和則調教師と若松平調教師の勇退式を開催。北海道調騎会、北海道、ゆかりの関係者から花束や記念品が贈られた。

 掉尾を飾る道営記念発走前には、北海道富川高等学校吹奏楽部の部員が「走れマキバオー」と生ファンファーレを演奏し、小雪が舞う夜空に音色を響かせた。

 道営記念終了後は恒例となったジョッキー交流会を開催。騎乗を終えた騎手が気軽にファンとの記念撮影やサイン会に応じた。

 120勝を挙げて初のリーディングジョッキーに輝いた石川倭騎手は「初めてなので、ずっと意識して頑張ってきたことなのでやっと獲れたという感じでほっとしています。たくさんチャンスをいただいたおかげです」とコメント。ホッカイドウ競馬オフィシャルサポーターの上杉さんからは祝福の花束が贈られた。

 最後に騎手会長の五十嵐冬樹騎手が「ファンの皆さま、この寒いなか、最終日、門別競馬場に足を運んでいただき、誠にありがとうございます。今年は昨年を上回る売り上げをあげることができました。これもひとえにファンの皆様のおかげだと騎手一同お礼申し上げます。来年度もさらに今年を上回る成績で終われるように、騎手会一同頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました」とあいさつした。

 この日をもって今年度のホッカイドウ競馬は15開催80日間の全日程を終了。33,082,144,890円の発売額を記録し閉幕した。発売額が300億円を超えるのは、平成6年以来25年ぶり。計画額も大きく上回り、9年連続で前年実績額も上回った。