馬産地コラム

ヒダカハヤトを訪ねて

  • 2010年02月25日
現役引退後、3年間の種牡馬生活で残した4頭の産駒中2頭が勝ちあがったが、2000年に種牡馬生活を引退し、現在は生まれ故郷のキヨミネ牧場で余生を過ごしている。「思い出が詰まった馬ですよ」と場主の上水浩明さんがいう。オーナーブリーディングホースで重賞3勝は生産者ならではの醍醐味だ。「おっとりした馬で、ベテランの試情馬としても優秀な所を見せてくれています。牧場にとってはかけがいのない馬ですね」という。今でも毎年夏になるとファンが訪れるそうで「G1を勝ったわけでもないのに、ファンというのはありがたいものですね」と笑顔を広げている。