馬産地コラム

エイシンバーリンを訪ねて~丸村村下ファーム

  • エイシンバーリン
    エイシンバーリン
  • エイシンバーリン~2
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  • エイシンバーリン~3
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  • エイシンバーリン2010
    エイシンバーリン2010
  • 母仔の放牧風景
    母仔の放牧風景
 優れたスピードを武器に1200m~1600mの短距離で活躍し、4つの重賞を制したエイシンバーリン(牝18歳、父Cozzene 母Blade of Luck)を浦河町の(有)丸村村下ファームに訪ねた。

 本馬は1994年10月に栗東・坂口正則厩舎よりデビュー、新馬戦は後続を1.7秒突き放す大差勝ちだった。京成杯3歳ステークス(G2)2着、阪神3歳牝馬ステークス(G1)3着、フェアリーステークス(G3)2着と惜敗が続いたが、年が明けてからはクイーンカップ(G3)、アーリントンカップ(G3)と重賞を2連勝した。

 その後、脚部不安で1年7か月の長期休養を余儀なくされたが、5歳秋に復帰すると4戦目のキャピタルステークス(OP)で久々の勝利を挙げ、その後も活躍、京都牝馬特別(G3)、シルクロードステークス(G3)と2つの重賞を制した。シルクロードステークス(G3)の走破時計1分6秒9は現在も京都競馬場のレコードタイムとして記録に残されている。

 重賞4勝の他、高松宮杯(G1)2着、同3着など重賞で2着7回、3着2回など短距離戦では安定した成績を挙げ、1998年のスプリンターズステークス(G1)10着を最後に引退した。通算成績28戦6勝。1999年より浦河町の栄進牧場にて繁殖生活に入ったが、2007年シーズンからは(有)丸村村下牧場に移動して繁殖生活を続けている。2010年までに9頭の産駒が誕生している。

 「こちらに移動してからは4シーズン目になります。来た当初は落ち着かないところもあったのですが、今は環境にも馴染んでいますよ。母親としては放任主義なところがありますね」と語ってくれたのは(有)丸村村下ファームの村下さん。今年は2月7日にスペシャルウィークの牡馬が誕生している。

 当歳については「2月生まれで生まれた当初は仲間がいなくて人間相手に遊んでたせいか、ずいぶんやんちゃな仔ですね。同じ放牧地には他に当歳が3頭いるのですが、体も一番大きく元気に遊び回っています。あれだけ活躍したお母さんですから、子供達にも頑張って欲しいですね」と語ってくれた。

 「見学シーズンには今でも沢山のファンが見に来てくれますね」との事だが、灰色だった現役時代からは想像もできないほど白くなった本馬の毛色には驚くファンも多いそうだ。2度のレコードタイムを出した快速牝馬だけに、そのスピードを受け継いだ産駒の登場に期待したい。

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