馬産地コラム

テネシーガールを訪ねて~三嶋牧場

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 1999年のファンタジーステークス(G3)、2001年のセントウルステークス(G3)と2つのスプリント重賞を制したテネシーガール(牝13歳、父Pine Bluff 母Java Magic)を浦河町の三嶋牧場に訪ねた。

 本馬は米国産の外国産馬。1999年、2歳の7月にデビューし2戦目で初勝利を挙げると、3戦目の函館3歳ステークス(G3)ではホッカイドウ競馬のエンゼルカロにハナ差敗れるも2着と好走、非凡なスピードを感じさせた。6戦目のファンタジーステークス(G3)を優勝し重賞初制覇、以後もスプリント路線で活躍する。

 4歳となった2001年の高松宮記念(G1)でも3着と好走し、秋にはセントウルステークス(G3)を優勝し2つ目の重賞制覇。2002年春の高松宮記念(G1)16着を最後に競走生活を引退し米国で繁殖生活に入った。

 米国でエーシントゥルボー(牝6歳、父Broad Brush、現役3勝)、エーシントゥーゴー(牝5歳、父Gone West、引退)、エーシンアマテラス(牝3歳、父Tale of the Cat、現役)の3頭を出産した本馬はMedaglia d’Oroを受胎した状態で2008年に日本に戻って来る。日本に帰ってきた本馬は無事に牝馬を出産(本年デビュー予定)したが、蹄葉炎を発症し、残念ながら昨年受胎していたアグネスタキオンは死産してしまった。現在は療養中とのことで種付けは行っていない。

 「昨年、死産した後はガリガリに痩せてしまいました。この1年間で馬体はずいぶん回復しましたが、脚元の状態はまだまだ良くなっていないので今年の種付けもお休みです。」と説明してくれたのは三嶋牧場繁殖厩舎の冨岡さん。

 「性格的には穏やかで大人しい馬ですよ。現在は朝方6時過ぎから夕方4時頃まで放牧しています。雪解けが進み、地面の氷が剥き出しになって来たので少し痛がる素振りもありますが、(脚元以外は)元気ですよ。毎年多くのファンが訪ねて来て、人気の高い馬ですね。」と近況を語ってくれた。

 放牧地に佇む本馬を撮影していると、穏やかな眼差しからは利発さを感じる。快速牝馬として名を馳せた本馬だけに、何とか繁殖牝馬として再起して欲しいものだ。
取材班

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