馬産地コラム

ミツアキサイレンスを訪ねて~ミツアキ牧場

  • ミツアキ牧場にて種牡馬生活を送っているミツアキサイレンス
    ミツアキ牧場にて種牡馬生活を送っているミツアキサイレンス
  • 同

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  • ミツアキ牧場の看板
    ミツアキ牧場の看板
 地方・笠松競馬に所属し、芝・ダートを問わず2歳から9歳まで活躍したミツアキサイレンス(父エイシンサンディ、母ユウコウターナ)を新ひだか町・ミツアキ牧場に訪ねた。

 本馬は1999年9月にデビュー、3歳(旧年齢4歳)の春に兵庫チャンピオンシップ(G2)を勝ち、交流重賞初制覇。他に名古屋グランプリ(G2)、佐賀記念(G3)2勝と交流重賞4勝を挙げている。勝ち星は無いものの、JRAの芝のレースにも度々挑戦し、2002年の阪神大賞典(G2)ではナリタトップロードやジャングルポケットを相手に見せ場たっぷりの4着に健闘した。

 佐賀記念(G3)には5度挑戦、2勝3着2回と抜群の相性を誇り、現地の実況アナウンサーからは敬意を表して『ミスター佐賀記念』と呼ばれた。北は函館競馬場から南は佐賀競馬場まで、全国15の競馬場を渡り歩き、通算成績60戦13勝、獲得賞金3億3053万2000円は笠松競馬所属馬としては歴代1位の数字であり、交流重賞2勝を挙げた同期のレジェンドハンターと共に、長く笠松競馬を支えた名馬の1頭である。

 2007年より優駿スタリオンステーションで種牡馬入りした本馬だが、シーズン後にオーナーの山本光明氏が新ひだか町三石に開場したミツアキ牧場に移動して暮らしている。現1歳の2008年初年度産駒は5頭いるが、そのうちの4頭を山本オーナーが所有し、来年のデビューを待っている。不受胎により、残念ながら今年は産駒に恵まれなかったが、今年度もオーナーの繁殖牝馬など3頭に種付けを行ったそうだ。

 11月23日、笠松競馬場で引退式を行ったミツアキタービンを運んできた馬運車には、本馬の1歳産駒3頭が積み込まれ、笠松競馬場へと旅立っていった。オーナーがサマーセールで購買した「テンザンノゾミの2008(牡)」は中央競馬でのデビューを予定していて、本馬も休養時に利用していた、新ひだか町の畠山牧場トレーニングセンターで調教を行っている。「まだ、調教は始めたばかりなので適正は分かりませんが、父のような万能タイプになると良いですね。」と育成場のスタッフさんも楽しみにしている様子だ。

 数は多くないものの、オーナーの愛情と熱意に支えられて種牡馬生活を続けている本馬だけに、その期待に応えるような産駒が登場して貰いたいものだ。
取材班

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