馬産地コラム

クーリンガーを訪ねて~優駿スタリオンステーション

  • ぬいぐるみのようなクーリンガー
    ぬいぐるみのようなクーリンガー
  • うとうとと寝息を立てている(奥にはカネツフルーヴの姿も)
    うとうとと寝息を立てている(奥にはカネツフルーヴの姿も)
  • クーリンガー
    クーリンガー
  • 同

 全国各地の競馬場に参戦し、3歳から9歳春までの長きにわたって活躍した“名脇役”クーリンガーを優駿スタリオンステーションに訪ねた。本馬は残念ながらG1(Jpn1)タイトルには手が届かなかったが、61戦10勝、重賞6勝を挙げた。毎年2月に行われる佐賀記念(Jpn3)には、5回参戦して1勝2着4回とパーフェクト連対、実況アナウンサーからは敬意を込めて「ミスター佐賀記念」とまで呼ばれた。

 530kgを超える大きな体に、大きな顔、ほぼ真っ白に近い芦毛の巨体を揺らしてパドックをゆっくりと歩く様は「まるで牛のようだ」「とても白い」とファンに愛されたクーリンガーだが、2008年から種牡馬入り、今年で2シーズン目を迎えた。数が多いとはいえないが、昨年同様、オーナー所有の繁殖牝馬を中心に10頭余りに種付けを行った。

 何頭かの初年度産駒を見た優駿スタリオンステーションの山崎努さんによると「(父に似て)パーツの一つ一つがデカイんですが(笑)、産駒は小さく出ても大きく出ても、体がしっかりした馬が生まれています。オーナーが所有する良血の繁殖牝馬にも配合しているので、中央での活躍も楽しみですね」と語ってくれた。

 お話を伺い、本馬の放牧地を訪ねたのだが…「ナニコレ!?」思わぬ光景に目を疑った。放牧地に超巨大な「競走馬のぬいぐるみ」のような馬がいる。(4Lサイズを遥かに超える大きさ。5Lサイズ?それとも6L?後ろ脚を崩してるのは初期モデルなのか?)競走馬のぬいぐるみコレクターなら絶句してしまいそうな「ナニコレ!?」の正体こそがクーリンガーだった(笑)。

 「この馬は、見た目が穏やかですが、性格も見たまんまで扱いやすいんですよ。」と山崎さんが語るように、放牧地で寝息をたてて丸まっているクーリンガーを見ると、何とも幸せな気分になる。可愛いだけじゃなく、注目されているフォーティナイナー系の種牡馬としても頑張ってもらいたい。
取材班

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