馬産地コラム

スクリーンヒーローを訪ねて~レックスタッド

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 昨年のジャパンカップ(G1)を制したスクリーンヒーロー(牡5歳 父グラスワンダー 母ランニングヒロイン)を新ひだか町のレックススタッドに訪ねた。

 本馬は、2006年の11月、美浦の矢野進厩舎からデビュー。3戦目に初勝利を挙げると、5戦目に2勝目を挙げた。秋のセントライト記念(Jpn2)では3着に入り、菊花賞(Jpn1)の優先出走権を獲得するも、レース後に剥離骨折が判明し休養に入る。

 2008年3月、矢野進調教師の引退により鹿戸雄一厩舎に転厩、11か月の休養を挟んで戦列に復帰、休み明けの支笏湖特別を1番人気に応えて勝利すると、秋のアルゼンチン共和国杯(G2)を優勝し重賞初制覇を果たした。次走のジャパンカップ(G1)にはウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソン、マツリダゴッホ、アサクサキングスなど錚々たるG1馬が参戦したが、コンビを組んだミルコ・デムーロ騎手の好騎乗に導かれて勝利した。まさに『銀幕の英雄』を思わせる活躍だった。

 その後のG1戦線では、有馬記念(G1)5着、天皇賞(春)(G1)14着、宝塚記念(G1)5着と結果を出せないでいたが、天皇賞(秋)(G1)ではウオッカに先着しカンパニーの2着に健闘、復活を感じさせたものの、ディフェンディングチャンピオンとして迎えたジャパンカップ(G1)では13着と大敗。その後、左前脚に屈腱炎を発症し、協議の結果引退、種牡馬入りが決まった。

 12月10日に新ひだか町のレックススタッドに到着したスクリーンヒーローだが、現在は療養中で午前中の短い時間、小さめの放牧地に放されている。来た当初は落ち着かなかったが、徐々に新しい環境にも慣れてきているようだ。「(飼い葉の)食いがいいから、シーズンには種牡馬らしい体つきになるでしょう。」と語るのはレックススタッドの泉山義春場長。

 来春の種付料は受胎条件30万円、出生条件50万円となっている。既にシンジケートも満口ということで多くの繁殖を集めることだろう。
取材班

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