重賞ウイナーレポート

2017年09月17日 ローズS G2

2017年09月17日 阪神競馬場 曇 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ラビットラン(USA)

プロフィール

生年月日
2014年03月18日 03歳
性別/毛色
牝/栗毛
戦績
国内:5戦3勝
総収得賞金
84,702,000円
Tapit(USA)
母 (母父)
Amelia(USA) by Dixieland Band(USA)
馬主
吉田 和子
生産者
Alexander Groves Matz
調教師
角居 勝彦
騎手
和田 竜二

 「上がり馬」が春の牝馬クラシックを沸かせてきた馬たちを一蹴した。

 前走の500万下で初めて芝のレースを勝利して、この舞台へと臨んできたラビットラン。戦前の評価は8番人気と決して高くは無かったが、後方待機からメンバー中最速となる上がり3ハロン33秒5の末脚を使い、春の牝馬クラシック上位馬をあっという間に交わしさって初重賞制覇を成し遂げた。

 「中京開催の最終週に組まれていたダートのレースを使えず、芝に切り替えたのですが、ここで勝利を収めたことでローズS(G2)に挑戦させることになりました」と社台ファームの斎藤孝調教主任は、初重賞挑戦の背景を話す。その前走はそれまでのラビットランのイメージを覆すような衝撃の走りだったと言えるだろう。道中は最後方となるも、中京競馬場の長い直線で1頭、また1頭と前を行く馬を交わしていく。ゴール前では粘り込みを図る馬もいた中、まさにねじ伏せるように先頭に立つと、ゴール板を過ぎてからも更に伸びていくような脚色があった。

 「前走の内容が良かっただけに、このメンバー相手にどこまでやってくれるかとの楽しみはありました。それにしても想像以上の末脚に驚かされました」

 最後の直線、外に進路を取ったラビットランであるが、その前では逃げたカワキタエンカ、牝馬ながら皐月賞(G1)で1番人気の支持を集めたファンディーナが粘り込みを図り、桜花賞(G1)2着馬のリスグラシュー、オークス(G1)2着馬のモズカッチャンも抜け出そうとする。しかし、その争いを一飲みするように、一気に集団を交わしさり、そして逃げ粘るカワキタエンカを捕らえたのはラビットランだった。

 ラビットランは2015年のキーンランドセプテンバーセールにおいて、社台ファームが75万ドルで落札。父は昨年まで3年連続で北米のリーディングサイアーに輝いているTapit。兄弟たちも軒並み重賞を沸かせており、日本に輸入されてきた半弟のアサクサゲンキも今年の小倉2歳S(G3)を優勝している。

 「牧場には1歳の11月に入場してきました。当初は線が細く、馬力面の強化が必要な印象がありましたが、飛びが大きく、なおかつ真面目に走る馬であり、移動先となった山元トレーニングセンターから角居厩舎への引き継ぎもスムーズに行ったと聞いています。悪い話が全く聞こえてこない、できた女の子なんですよ」と斎藤調教主任は笑みを浮かべる。

 できた女の子ぶりを、芝、ダート、そして距離と異なる条件の競馬でも証明してくれたラビットラン。次走は初めてのG1となる秋華賞(G1)出走が目されている。

 「牝馬である以上、繁殖としての将来的な価値は勿論のこと、競走馬としても非常に楽しみですね」と話すが、ゆくゆくは繁殖入りした際に、ブラックタイプには「秋華賞(G1)」の文字が大きく記されていることにもなっていそうだ。


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