重賞ウィナーレポート

2017年05月21日 オークス G1

2017年05月21日 東京競馬場 晴 良 芝 2400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ソウルスターリング

プロフィール

生年月日
2014年02月13日 03歳
性別/毛色
牝/青鹿毛
戦績
国内:6戦5勝
総収得賞金
303,323,000円
Frankel(GB)
母 (母父)
スタセリタ(FR)  by  Monsun(GER)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
藤沢 和雄
騎手
C.ルメール

 前日に降り続いていた雨で渋った馬場、阪神競馬場のマイルコースでは、決して有利とは言えない7枠からの発走…。断然の一番人気に推されながら敗れた桜花賞(G1)の敗戦はソウルスターリングの関係者にとっても、それだけの理由だけでは片付けられない悔しさがあったに違いない。

 しかし、その敗戦や一気の距離延長となるこのオークス(G1)でも、2歳時から圧巻のパフォーマンスを見てきたファンは、ソウルスターリングを一番人気に支持した。

 「桜花賞(G1)は色々なことが重なって、残念な結果となってしまいました。それでもオークス(G1)当日はいつもと変わらない雰囲気でしたし、馬場も良く、枠にも恵まれましたので、期待感を持ちながらレースを見ていました」とは社台ファームの斎藤孝調教主任。フランケルの初年度産駒としてデビュー前から注目を集めていたソウルスターリングではあったが、その評価を後押しするかのように、牧場時代から賢い馬であり、1歳の7月から始めた初期馴致もあっさりクリアすると、その後は、必要以上に追い込むことなく騎乗トレーニングを開始することもできたという。

 「あの頃から余裕をもって調整することができたのは、今の成長を遂げている姿を見ても大きかったように思います。デビュー戦も着差以上に強い競馬を見せてくれましたし、その後もレース毎に成長を遂げてくれました」

 レース後、今後のローテーションについて聞かれた(有)社台レースホースの吉田哲哉代表からは、「秋は秋華賞(G1)だけでなく、古馬とも戦わせてみたい」との言葉も聞かれていたが、どのレースに出走しても注目の存在となることだけは間違い無い。

 「今後のローテーションはまだ未定ですが、この馬に携わる全ての人を幸せにしてくれるような、そんな特別な存在になってくれるような気がします」とも話す斎藤孝調教主任。今後はより多くの幸せを関係者だけでなく、競馬ファンにも届けてくれる馬となってくれそうだ。