重賞ウィナーレポート

2014年08月10日 小倉記念 G3

2014年08月10日 小倉競馬場 雨 稍重 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サトノノブレス

プロフィール

生年月日
2010年03月18日 04歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:13戦4勝
総収得賞金
429,515,000円
ディープインパクト
母 (母父)
クライウィズジョイ  by  トニービン(IRE)
馬主
里見 治
生産者
メジロ牧場 (洞爺湖)
調教師
池江 泰寿
騎手
和田 竜二

 サマー2000シリーズ第3戦の「第50回小倉記念(G3)」は洞爺湖町のメジロ牧場生産で3番人気のサトノノブレスがゴール前で逃げ粘るメイショウナルトをねじ伏せるようにして交わして優勝。サトノノブレスにとっては、1月の日経新春杯(G2)以来となるJRA重賞2勝目で、通算成績を13戦4勝とした。同馬はメジロ牧場生産馬として最後の世代。同牧場生産馬として通算73勝目の重賞タイトルとなった。

 天皇賞(春)(G1)で敗れたサトノノブレスにとっては、いわば仕切り直しの1戦。メジロ牧場時代のサトノノブレスを知り、現在はレイクヴィラファームで強い馬づくりに励んでいる岩崎義久さんは「期待の大きな1戦でもありましたが、今回は台風の影響による交通手段の乱れなど心配されるところもありましたから」と、スタッフと一緒に牧場事務所のテレビで応援だったそうだ。テレビの画面をとおしてみる愛馬は「馬体重こそほとんど変わっていません(プラス2キロ)でしたが、春当時よりも体の使い方が上手になって、トモに力がついて成長しているように感じました」と感心しきり。頼もしく見えたという。

 やや重発表ではあったが、雨が降りしきる中でのスタート。「不良馬場の菊花賞(G1)で2着しているくらいですから、馬場に関してはあまり心配していませんでした」と岩崎さんがいうように、中団待機から少しづつポジションをあげたサトノノブレスは、4コーナーでは前を行く馬たちを射程圏内に収めると力強く伸びた。「4コーナーの手応えで勝利を確信しました。私たちの想像以上に成長しているようです」と舌を巻いている。

 牧場時代のサトノノブレスは「期待の大きなディープインパクト産駒で、馬体も素晴らしく、だれもがほめてくれるような馬でした。ただ、この世代は牡馬が少なかったので放牧時の組み合わせに苦労した覚えがあります。それと、ちょうど牧場の転換期ということもあって、とくに印象に残っています」と高い評価を与えられた馬だった。期待は膨らんだが、メジロ牧場からレイクヴィラファームへ。それはオーナーブリーダーからマーケットブリーダーへと180度の方向転換を意味することでもあった。「生産馬をせりに上場させるというのはメジロ牧場時代には考えれないことでしたが、みんなで一生懸命に育てて、そして評価されたときはやはり嬉しかったです」と当時のことをふりかえった。

 今回の勝利に関しては「(サトノノブレスが)メジロ牧場生産馬らしい成長力を見せてくれたことも嬉しかったです。今回の勝利でまだ堂々とG1レースに挑戦できると思います。かつては“長距離のメジロ”と言われておりましたので、もう一度、天皇賞(春)(G1)を目指してくれたら嬉しいです」と嬉しそうに話してくれた。